LinuxカーネルのTCPに脆弱性が報告された問題で、モバイルセキュリティを手掛ける米Lookoutは8月15日、この脆弱性の影響がAndroidのほぼ80%に当たる14億台に及ぶことが分かったと伝えた。
この問題は米カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)の研究チームが報告していたもので、リモートの攻撃者が暗号化されていないトラフィックを傍受したり、トラフィックの暗号を劣化させて被害者を監視したりすることが可能とされる。
脆弱性は2012年にリリースされたLinuxバージョン3.6から存在していたといい、Lookoutによれば、Androidでは4.4(KitKat)から現行バージョンに至るまでの推定79.9%が影響を受ける。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1608/16/news048.html