トップページ生き物苦手
274コメント260KB
夢物語・創作小説スレ★1獣さん
0001黒ムツさん (スッップ Sdba-AD4a)2023/09/11(月) 11:14:34.44ID:n7KeIMXCd
夢物語・創作小説を書き込む際、レスごとに創作/空想/夢の話である、ということを明示よろしくお願い申し上げます

※既存の小説などのコピペにつきまして、このスレ内において重複しなければ可能です

動物虐待は犯罪です
・妄想、小説で楽しみましょう
0146名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:29:12.16ID:UJw7gkwz
聖域の浜辺にてgatoが半分くらい浸かる程度の深さで放置し、私はのんびりと星を眺めていたことがあります。
その時は上げ潮でしてねww まぁ上げのタイミングを狙って行ったんですがねw
だんだん水位が上がっていくわけですよ。
私は考えごとにふけるあまり、gatoのことを完全に忘れてしまっていました。
そしてふと気が付くと捕獲器がどこにも見当たらないではありませんか。
そう、完全に沈んでいたのです。捕獲器は安いものではないので少し焦りましたが、スマホのライトで浜辺を照らすと、
海中にぼんやりと檻が浮かび上がり、履いていた靴を脱ぎ、素足でザブザブと取りにいきました。
当然ですが檻の中で生贄が眠っていました。
生贄を丁寧に母なる海へ捧げると、生贄はゆらゆらと波に揺れ、遠くへ消えていきました。
0147名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:31:01.06ID:UJw7gkwz
上記が短編。
ここからが本編になります。

皆様ごきげんよう。
最近寒くなってきましたが、体調など崩してはおりませんか?
外猫ちゃん達には酷な季節が近づいて参りましたが、人様はどうかご自愛くださいませ。

さあ夢の話になります。

私が害獣駆除を始めたての年のことです。
私は初期投資として箱罠を二機購入し、駆除に勤しんでおりました。
その年はまだ猫の在庫も豊富にありましたから、駆除数は半年ほどで50匹に達しようとしていました。

ある日、私は友人と近くの温泉街へ出かけました。
友人と一緒に狭い路地などを練り歩き、探検していたのです。
すると友人が「あ、猫だ」と一言口にしました。
狭い石段の上から一匹の黒い猫がこちらを見下ろしています。
友人は「猫って逃げないよね。距離を置いてずっとこっちの様子を見てるから笑える」と面白がっていたので、私は適当に話を合わせました。
友人は別に、黒ムツでもなんでもありません。仲が良いただの友人です。

私はその黒い猫を見たときに「今週末の夜中、一人でまたここに来よう」と思いました。
そう、目的は皆さまお察しの通り。その黒いおもちゃです。
見つけてくれた友人よ、ありがとう。
0148名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:32:25.17ID:UJw7gkwz
>>147
そしてその週の金曜日。
遅めの夕飯を済ませ、私は23時過ぎに温泉街の路地に戻ってきました。
周囲は寝静まり、人の気は全くありません。

私はトランクに箱罠を積んだ車で現場に到着すると、
まったく予想だにしない光景がその場で待ち受けておりました。


なんとそこは、明らかに害獣の集会場だったのです。
3匹もの害獣が堂々と道の真ん中で座り込み、
人が寝静まっているのをいいことに、その場を私物化していたのです。

私は静かに怒りを覚えました。
ここは害獣の土地ではない、と。

その晩、私のターゲットは友人と一緒に目撃した黒猫一匹でしたから
箱罠は一機しか持ってきておりませんでした。
でも今晩はまずこの群れをどうにかしなくてはなりません。
私は近くに車を停め、箱罠を片手に害獣の群れへ歩み寄りました。
0149名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:33:16.84ID:UJw7gkwz
>>148
その場にいた害獣は、私を見るやいなやすぐに立ち上がり、
散り散りに私から距離を置いて全員でこちらの出方を伺っています。
3匹とも揃って「よそ者が何をしに来たんだ」と言わんばかりの表情です。
よそ者はお前らだろ、地球害生命体め。

私は害獣の群れを刺激しないようにそっと箱罠を置き、
静かに背を向けて物陰に身を潜め、様子を伺うことにしました。
箱罠に入れた餌は、カリカリに鰹節をまぶしたもの。

3匹のうち、2匹がすぐに興味を示しました。
駆け足で箱に寄っていき、箱の外から餌の取り方を模索しています。
戸の空いた正面から箱の中へ入るだけなのに、なにを躊躇っているのでしょうか。

その状況は数分後に動きがありました。
箱から唯一距離を置いて見ていた、明らかに体が一番デカい個体が歩み寄ってきたのです。
その様子はまさに「これはオレの餌だ。どけどけ」と態度で語っているようでした。

猫は複数の個体が集まると、その間にカースト制が成り立つそうですね。
身分の一番高い個体が先に餌にありつき、残りの個体は自分の身分に応じた順番が回ってくるのを待つんだそうです。
私はそのことを一応知っていましたから、その光景を見て「なるほど、こいつがボスなのか」と思った次第です。

体のデカいボス猫は、迷うことなく堂々と箱罠へ入っていきました。
さすが、勇敢ですね。
そして、堂々と罠に掛かりましたw
0150名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:34:08.94ID:UJw7gkwz
>>149
カシャン!!と箱罠の戸が落ちると、同時にボス猫は入口を振り返り、
出口がなくなったのを察してあたふたしています。
残った2匹は音に驚いて一目散に距離を取り、ボスの様子を伺っています。

その様子はなんだかシュールでしたね。
つい直前まで偉そうに他の2匹を押しのけて餌を食いに来ていたボスが、
自分より知能の高い人の罠にまんまと掛かり、自分より身分の低い個体の目の前で檻から出られないのですw
年々かけてボスの地位まで上り詰めたのか知りませんが、いやぁ、情けないものですw

私は箱罠に歩み寄りました。
ボスはすでに私に気づいています。
私が箱の目の前に立つと、フシャァァーー!!と威嚇してきました。
この状況でも部下たちの前で威厳や面子を保ちたいのでしょうかw
私が箱の取っ手を掴み、持ち上げると、カハッ!!ウ”ニャ”ァァァ!!などと怒号を上げ、
箱全体に勢いよく突進し、ガシャンガシャンと暴れています。
私は犯罪者を連行する警察官のように顔色一つ変えずにボスをトランクへと突っ込み、車を発進させました。

少し車を走らせ、到着した場所は温泉街の近くの漁港です。
私はそこで手っ取り早くボス猫をドボンすることにしました。
手ごろな水深で足場の良いところを探し、ボス猫を連行。
この猫は逮捕された10分後に死刑が執行されるのです。
害獣に教誨はありません。

私がトランクから箱を下すとボス猫は波が打つ音を聞き、
水がある場所に到着したと察したのでしょうか。
箱の中で暴れ始めました。

私は喜んで刑を執行しました。
箱罠をひっ下げた手をクレーンの要領で垂直に海の中へとおろしていきます。
害獣は自分の死を確信しています。
海面下で息ができなくなっても、全身全霊で命乞いをしていました。
それにしてもこれまで引っ提げてきたどの害獣と比べても体重が格段に重い。
あれは何キロあったのでしょうか...
数分間引っ提げているだけで腕がちぎれそうでしたよ。

私は箱罠を一度も海面から出しませんでしたから、ボス猫はすぐに虹りました。
箱を引き上げると、その表情がなんとも面白かったのです。
口は完全に閉じていました。その周囲は、泡を吹いた跡で白く汚れていました。
そして、目だけが異常に大きくかっ開いているのですw
例えるなら完全にポプテピピックですねw

私はこみ上げる笑いを堪え、ポプテピピックgatoを漁港に浮かべたままその場を立ち去りました。
まだ浮かれるわけにはいきません。
なんせまだ箱罠に掛からなかった2匹の害獣がいるのですから、私は再び温泉街の路地に戻りました。
距離にして車でだいたい、5分です。
0151名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:37:00.69ID:UJw7gkwz
>>150
皆様、読み疲れてはおりませんでしょうか。
話はなるべく手短にまとめたいものですが、どうしても長くなってしまいます。
ホットコーヒーを片手にのんびりと書いております。
皆様もどうか、興味ない部分は飛ばしたりして気楽にお読みくださいませ。



私はボス猫を葬り、再び温泉街の路地へ。
そこにはもう、残り2匹の姿はありませんでした。
どこか別の場所へ移動したのでしょうか。
それとも近くに身を潜めて私の様子を伺っているのでしょうか。


正解は後者でした。
私は箱罠を再セッティングし、何もいなくなった路地の脇に罠を置きました。

数分間待っていると、先ほどボス猫に押しのけられた2匹のうち、1匹が単独で草の茂みから姿を現しました。
姿は消えても遠くへは行っていなかったようですね。
やはりこの場所をコロニーとして、住み着いているに違いありません。

箱の外から中の餌の周囲をクンクンと嗅ぎ、ノーリスクで餌にありつく方法を探っているようです。
世の中そんなに甘くはありません。私としては早く食欲に釣られてまんまと罠に掛かってもらいたいものです。

害獣はどうしようかと悩んでいます。
死んだボス猫とは違い、明らかに躊躇っています。
だって目の前でこの檻に入ったボス猫が消えていなくなったのですからw

しかし、警戒はしたものの、この害獣が出した結論は檻に入ることでしたw
私の目にはこう映りました。
「ボスがどこにもいないのは好都合」
「アイツがいない今のうちに早く食べ終えないと」
「この餌は怪しいけど、またボスが来たら取り上げられちゃう」
「悩んでないで早く食べてしまおう」

まぁボスは永遠に戻ってこないんですけどねw
どこに消えたかも分からない部下猫にとってはおそらく、
またいつ戻ってくるか分からないクソ上司みたいなものだったのでしょうw

その部下1号はハチワレの若い猫でした。
まぁ模様以外にこれといった特徴はありません。
これまで駆除してきたモブキャラ猫達と同様、私にとっては量産型のおもちゃです。

私は部下1号を連れ去り、漁港へ行きました。
そして喜んで刑を執行しました。
0152名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:40:18.95ID:UJw7gkwz
>>151
これで2匹を駆除したことになりますが、私にとって本命のターゲットは違うのです。
ここでの私のターゲットは、数日前に友人と一緒に遊びに来た時に見た、あの黒い猫なのです。

つまりここまでは完全に、見え見えの遠回り...
私は本当にやりたい仕事とは別に、時間外労働をさせられていたわけです。
コロニーにいたボス猫や部下の始末なんてどうでもいい。

あいつらの死など、広い宇宙をさまよう塵かすよりもどうでもいいのです。
早く、あの黒猫と(で)遊びたい。

ちなみに温泉の路地に残された部下2号については
夢の話を省略いたします。
特段書くこともないので、後日談として
漁港のモクズとなったということだけお伝えしておきます。

そしてここからはようやく本命の話に入りましょう。
あの石段の上から私たちを見下ろしていた黒い害獣です。
みなさん、こいつですよ!!
https://imgur.com/a/3uG7Vuj

私が友人と一緒にいるときに偶然出会ってしまった想い出のおもちゃ。
やはり記憶に残っているからには、こ〇しておきたいのです。
想い出の猫と(で)遊んだ記憶として残しておきたい。
記憶にはあるのに、遊べず終いなんていう悔いは残したくないですからね。

いつごろだったでしょうか。
あまり記憶にはないのですが、私はようやくあの黒い猫を発見しました。
時間帯は真夜中です。
私はボス猫と部下猫を葬った後も温泉街の現地に何度も通いました。

その途中で本命ではないモブ害獣とも何度か出会い、漁港に葬りましたね。
モブとの出会いはあまり大事にしませんから、遊びもすぐに終わるものです。
すべてドボンして終了です。
そして本命の黒猫は、もう私の中でプレイ内容をきちんと決めてあります。
「捕獲したらこうしたい」というプレイ内容がはっきりと決まっていました。
これこそ夢の話ですね。

その晩、本命の黒猫は、あの日と同じ石段にいました。
私が到着すると少しだけ石段を駆け上がって距離を置き、上からこちらを見下ろしています。
私はその黒猫にビクティムという名前を付けました。
英語でVictim。これからこの子が迎える最後にふさわしい、ストレートな名前です。
0153名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:41:30.33ID:UJw7gkwz
>>152
私はビクティムのいた石段を上がり、箱罠を置きました。
ビクティムは一瞬茂みに隠れましたが、私が距離を置くとすぐに箱罠へ忍び寄ってきました。

一つだけ問題点がありました。
真夜中で、ターゲットが真っ黒ですから、
距離を置いて監視していても猫の姿が極めて見にくいのです。

これは改善のしようがありませんでした。
明かりを照らせば警戒しそうですからね...

ちなみにその晩、私はビクティムに敗北しました。
あろうことか、餌だけ持っていかれたのです。
私は静かに怒りを覚えました。
餌がなくなり、すぐに二度目を置きましたが、
食べて満足したのかその晩はもう戻っては来ませんでした。



餌だけ取るということは、箱罠の踏み板の位置を意図的に避けられていたということです。
私は踏み板を厚紙で隠し、リベンジに向かいます。

2日後の真夜中。
踏み板を隠した罠を持って再び
現場に行きました。

到着時には何も見当たりません。
私は罠を置くだけ置き、しばらく様子を見ることにしました。

約10分後、再びビクティムは現れました。
暗くて見えづらいものの、何物かが罠の周囲をうろついていることだけは分かります。
ターゲットが黒いですから、僅かなシルエットが動いたり消えたりするくらいでしか認知できないのですが、
その見えにくさでターゲットが黒色だと分かり、つまりビクティムだと分かったのです。
黒以外の毛をした害獣の場合はもう少し標的を視認しやすかったですから。

そして結果だけ述べると、
私はその晩もビクティムに敗北しました。
あろうことか、また餌だけ持っていかれたのです。

踏み板を隠してもなお、踏板の位置を把握され、意図的に避けられたのです。
私の胸は静かに煮えたぎりました。
海底火山のように、静かに静かに、血が燃え盛るのを感じました。
巧みに罠を細工したのに、それを見破られるどころか、
餌までも完璧に持っていかれるのです。さすがに二度目は屈辱でした。

私は頭を抱えました。もしかしたら勝てないかもしれないと思ったのです。
踏み板を隠す以上に巧みな細工があるでしょうか...

が、しかし、私は一晩で更なる策を思いついたのでした。
0154名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:42:22.38ID:UJw7gkwz
>>153
私が練った最終手段。
それは、
踏板の位置ごと変えてやろうという作戦です。

ビクティムは踏板を厚紙で隠しても、その位置を把握していました。
そして堂々と箱の中に入り、餌だけを盗っていくのです。
つまり奴は「ここまでなら踏み込んでも大丈夫」というポイントを完全に理解しているのです。

ところがどっこい。
私は「ここまでしか踏み込んでいないのに」踏板が作動してしまうという細工を施すことに決めました。

踏板に薄いプラスチック版を連結し、それを入り口付近まで伸ばしておきます。
シンプルに言えば、入り口付近までビヨ〜ンと伸びた長い踏板の出来上がり。
さらに、その踏板をすべて厚紙で隠します。
こうすることでビクティムは、餌にありつくまでもなく、
餌に向かって箱の中を少し進んだだけで扉が落ち、罠に掛かるのです。
私は悔しい想いをバネに、何度も何度もテスト作動を繰り返しました。
そして、本作動させる日を決め、その日の真夜中に再びあの石段へと向かいました。


現場到着時には、その場には何もいませんでした。
まぁでも、いつものことです。
罠を置けば餌の匂いで姿を現すだろうと思い、私は完全体の罠を石段に設置しました。

そして物陰から罠を監視しました。

約10分後、本当に思わぬ出来事に見舞われました。

あろうことか、石段の上のほうから人が歩いて下ってきたのです。
中段には堂々と箱罠が置いてあります。
私はその状況に背筋が凍りました。
箱罠は目立っています。そして中には鰹節の掛かったキャットフード...
どうみてもイタチやイノシシを標的にした罠ではありません。
人に見つかるだけでも厄介なのに、万が一ビクティムが愛誤に餌付けをされていたとして、
今まさに目の前の人間がその愛誤だったらどうしよう...と感じました。
0155名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:43:23.60ID:UJw7gkwz
>>154
石段から降りてくるのは男性の老人です。
私はその石段がどこに続いているか知りませんから、
その老人がどこから来た人で、どんな人なのかも分かりません。
ただその状況を固唾をのんで監視するしかありませんでした。

それにしても夜中の2時ですよ...
なんでこんな時間に真っ暗な暗い路地の石段を下ってくる人がいるのだろうと、
私は不審者にでも遭遇したような気分になりました。
まぁ私も不審なんですがね。

老人男性は箱罠の前で歩みを止め、立ち止まりました。
そして、箱罠をまじまじと覗き込んでいます。
私はとても嫌な予感がしました。

しかし、次の瞬間に老人男性は箱罠から興味を逸らし、再び石段を下って行きました。
何やらブツブツと独り言をボヤきながらフラフラと立ち去って行ったので、
今思えばただの酒飲みの帰りだったのではないかと思います。
どちらにしても夜回りのキチガイ愛誤などではなく、本当によかったと思います。

そして、運の流れは私に向いてきたのです。

あろうことか、その老人男性の背後から、ビクティムが付いてきていたのですww
つまり、老人男性が箱罠の目の前で立ち止まり、去った直後にビクティムはそのあとを追って罠の目の前に現れたのです。
いつも通り極めて見にくかったのですが、老人男性の一件で時間が経っていたこともあり、私は暗がりに目が慣れていたようでした。
私はいつもよりビクティムの姿をはっきりと捉えていることに気が付きました。

ビクティムの様子から察するに、奴はもうすっかりここを餌場として覚えたようです。
私は数日に一回しか来ていませんが、もしかしたらビクティムは毎晩ここに餌がないかどうか確認しに来ていたでしょう。

その晩も、ビクティムは完全に箱の仕組みを理解しきった素振りで中の餌を盗ろうと、ゆっくり前進していきました。
そして、ビクティムが箱の中へ足を踏み入れると、一瞬で扉が落ちましたw

ガシャン!!!
ガシャガシャガシャガシャ!!!!!

何もかも理解していたつもりの餌が入った宝箱は、とうとうビクティムに牙をむきました。
ビクティムにとって、これまで何度も餌を盗って大丈夫だったはずの夢の場所が、急に悪魔の戸を閉じて、固く開かないのです。
このパンドラの箱を理解しきっていたつもりのビクティムが、今の状況を何も理解できていませんw
その絶望的な落差を受け入れられないのか、ビクティムは何分経っても落ち着く様子がなく、
ずっとガシャガシャと音を立てて暴れ続けていました。
これこそまるで、執行直前の死刑囚のようです。
まぁ、見たことなどありませんがw


私はその様子を見て、心の中の悪魔が微笑むのを感じました。

さぁ、遊びの始まりだ、と。
0156名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:45:23.06ID:UJw7gkwz
>>155
ずっと本命のターゲットにしていた想い出の黒猫(ビクティム)は、ようやく私の手中に収まり、
今まさに私の車のトランクでおもちゃになるその時を待っています。

ビクティムは、私が箱を引っ提げて車に連れ込む間も、ひたすらに暴れ続けていました。
よほど自分が捕まった状況を理解できないでいるのでしょう。

私の車は後部座席を完全に倒してあり、トランクが大きく広がったような状態です。
つまり、運転席と助手席からすぐ後ろを振り返れば、そこに広いトランクが広がっているような状況です。

運転席から後ろを見れば、檻の中でビクティムがゼェゼェと口呼吸をしているのが見えます。
ゼェゼェというか、実際の音としてはケヘェ!ケヘェ!という感じでしたね。
ビクティムからすれば
これから自分がどうなるのか、そしてここはどこなのか、目の前にいる人間はいったい誰なのか。
絶え間なく湧いてくる未知なる恐怖に耐えきれずにいるのでしょう。

表情は明らかにおかしく、瞳孔が大きく開き、呼吸も口呼吸で荒い。
猫の口呼吸は異常事態だそうですね。

私が向かう先は漁港ではありません。
先ほど >>152 でお話したとおり、
私にはもしビクティムを「捕獲したらこうしたい」というプレイ内容がはっきりと決まっていました。

私には、今度こそ誰にも見つからないと言いきれる場所がひとつだけあるのです。
今は使われなくなった、山奥にある古い公園です。
林道をずいぶん走ったところにありますが、もう使われておりませんから街灯もありません。
長く住んでいる人でなければ、地元の人でさえ知らないくらいなのです。

私は途中、コンビニで新聞とライターを購入し、再びその公園へと車を走らせました。

25分ほど走ったでしょうか。
そのころビクティムはというと、自分には死が近づいて来ているというのに、
時間の経過とともに様子が落ち着いてきています。
最初から最後まで、本当にこいつは何も理解していないようです。

さて、私は公園に到着しました。
0157名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:47:21.43ID:UJw7gkwz
>>156
そろそろ終盤になります。
読んでくださっている方、ありがとうございます。
長いですから、掻い摘んで飛ばし飛ばし読んでくださっている方も、ありがとうございます。

それでは改めてもう一度、ビクティムの顔を晒しておきます。
みなさん、こいつですよ!
https://imgur.com/a/3uG7Vuj



真夜中の公園。
檻に入ったビクティム。
コンビニで買った新聞紙とライター。


そう、私は一度でいいから猫を燃やしてみたかったのです!

絶対に一目に付かない
屋外でないとできない

この二つは絶対条件ですが、なかなか環境の確保が難しい。
でも私が害獣駆除を始めてから一番好奇心をくすぐられていたのが、猫の生き焼きです。

今まさに、ビクティムと二人きりで夢の時間が始まろうとしています。
まぁ夢の中なんですけどね。

車のトランクから降ろされたビクティムは、周囲を見渡し、
地面に下ろされると、根拠もなしに逃げれると思ったのか、固く閉ざされた出口に一度力強く突進し、
力強く、頭をぶつけ、そして諦めました。

そして頭を低い位置に下ろし、体を屈めて私を見上げ、何をしてくるのかと探りながら怯えている様子です。
極度に緊張しているのか、時々ペロリと舌を出したりしています。

私はビクティムと初めて出会った時のことを思い出しました。
あの日、ビクティムは石段の上から私と、私の友人を見下ろしていました。
その時、私は感じました。「この黒猫に見下ろされているのではなく、見下されている」と。
その時、ビクティム自身がどう思っていたかは知りません。
私が見下されていると感じた時点で侮辱罪なのです。
害獣にとって生きていることそのものが罪なのに、侮辱罪なら死刑です。
酌量の余地などありません。

私は公園にあったコンクリートブロックを四つ、長方形に置き、その上に箱罠をそっと載せました。
そしてコンクリートブロックで作ったカマドに新聞紙と落ち葉をたっぷりと仕込みました。
箱罠は皆さまもご存じの通り、外が丸見えの檻ですから、ビクティムはその様子をずっと見ていました。
ですが、まだ何が起きるか知らないでしょう。
そもそも火というものを知らないでしょう。
これから私がビクティムに初めて「火」を見せてあげます。

私はビクティムの心の準備を待たずに着火しました。
そして炎は勢いよく燃え始めました。
0158名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:49:26.74ID:UJw7gkwz
>>157
ビクティムは自分の足元から上がり始めた炎をまじまじと恐れながら、
一瞬で危険なものだと察したようです。
ものすごい剣幕で罠の金網に突進をし始めました。

ドシャガシャ!!!
ガシャン!!!!ガシャン!!!!ガシャン!!!

ウナァァァァァァァーーー!!!

危機を察した命乞いのSOS鳴きが始まりました。
いい鳴きです。
私の心の中では可愛い小悪魔たちがいろんな声色で笑っています。
「ンフフフフ!!」とか「キャハハキャハハ!!♡」とか、
「ア”ーーーーーハッハッハッハッハ!!!」とか、いろいろです。
とにかく目の前のビクティムの必死の様子を見て、心の中に住むあらゆる小悪魔たちが騒ぎ出したのです。

なんでかって、必死のビクティムはこの状況で言葉の通り必ず死ぬのですから☆

ビクティムは、なんとか少しでも火の当たらない檻の端っこで身を固め、熱に耐えています。
火はすでにずいぶんと大きくなっています。成人男性の腰より上くらいの高さまでは火が上がっています。
なのにどういうことでしょう。ビクティムは檻の隅でなんとかその火に耐え続けているのです。

私はここで伝説のカルおじ作品を思い出しました。
そう、ガスバーナーです。
なぜ猫という生き物はこうも炙りに対して強いのでしょうか。
体毛のおかげか。それとも皮膚が厚いのか。

なにはともあれ、私は火を追加することにしましたw
0159名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:51:37.68ID:UJw7gkwz
>>158
やることは単純。落ち葉を拾ってきて炎の中へと、くべるだけですw

たくさん拾ってきて、たくさんくべました。
キャンプファイヤーです。

炎は高さを変えず、横へと大きく広がり、しだいに檻全体を包み込みました。
すると、炎の中から私にはどこか聞き覚えのある声が聞こえてきたのです。

まぁ檻の中には当然ビクティムしかおりませんがw
すぐにピンときました。そう、ソプラノバーナーgato。あの甲高い断末魔です!
何と言いましょうか、擬音を付けるなら「ヒィーーーン!!ヒィーーーーン!!」といった猫の悲鳴。
まぁ、ソプラノバーナーgatoの作品をご存じの方がいるのであれば、完全にあの鳴きです。
これはもしかすると火炙りプレイで聴くことのできる特有の鳴きなのでは?と思った次第です。

ビクティムはとうとう耐えられなくなってきたのか、檻の格子をガヂガヂと音を立てて嚙み始めました。
これはそろそろ限界なのでしょう。

なにはともあれ、私は火を追加することにしましたw
もっともっとビクティムと(で)激しい遊びをしたいからです。

火に落ち葉をくべました。
炎は再び燃え盛り、檻の中のビクティムは苦しそうな半開きのつり目でガヂガヂと格子に嚙みつきます。

すると、次の瞬間、ストンと横になって倒れこみました。
様子を見に近寄ると、目を閉じてケェケェと荒い呼吸で倒れこんでいます。
体毛(というか皮膚)は、焦げた焼き芋のような黒ずみへと変貌しており、
もともと真っ黒だった体が真っ黒になっていましたw

次第に火が消えていくのを待ちました。
ビクティムはもう壊れたようです。
熱による焼死が勝ったか、煙による一酸化炭素中毒が勝ったかは分かりません。

火災で人が亡くなるときというのは、焼けるより先に一酸化炭素によって意識を失うといいますね。
人が炎に巻き込まれたならそれは悔やむべき災害です。

でも今回は害獣ですから。
狼煙と共に天空へと高く昇って行ったことでしょう。
本来あるべき場所に戻ったというだけのことです。



こうして私と黒猫との想い出は完成しました。
出会った日から別れまで、今となってはとてもいい想い出です。

もしあの時、私が敗北を重ねて捕まえることができなかったら?
一緒に遊ぶことができなかったら?と考えると少し嫌な気分にもなりますが、
結果、一緒に楽しく遊ぶことができましたから☆

私はビクティムと出会えてよかったと思っていますよ。
あの日私の友人が、ビクティムと私を繋げてくれたのだと思っています。
そう、これは必然かもだったのかもしれませんね。

私たちは出会うべくして出会い、
ビクティムは天に昇るべくして昇ったというわけです。



...おしまい
0160名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 01:58:36.35ID:UJw7gkwz
以下は当時のご意見、ご感想ですw
____________________________
41 名前:獣さん 投稿日:2022/10/07(金) 08:23:37
twitterでこのビクティニ夢創作文にギャーギャー言ってる輩がいるなぁ
おいボケナス愛護共、見てんだろ?言っとくが「夢」「創作」がここまで強調されてる小説に一ミリも文句言われる筋合いはないからな?法律勉強して動物だけじゃなくちゃーんと現実と向き合いましょうねw

43 名前:獣さん 投稿日:2022/10/07(金) 17:05:04
ていうかこんな大作をわざわざ愛誤が全部読んだってところも笑えるww

45 名前:獣さん 投稿日:2022/10/07(金) 18:22:28
実際犯行に及んだのかわかりませんが、だって。
証拠があるかどうかも分かんねえのに許せないだって
テメエらだってどうせ頭ん中じゃ人に言えねえようなヘンタイみてえな事ばっか妄想したりしてんだろ
しかも、同じことをしてやりたい、だって。
人の事にケチばっかつける前にテメエの言動を改めろマヌケ。

47 名前:獣さん 投稿日:2022/10/07(金) 18:31:04
愛誤も涙した感動の物語

51 名前:獣さん 投稿日:2022/10/07(金) 18:52:59
書き込んだから管理人からIP丸見え
開示する必要なく、訴訟できる

53 名前:獣さん 投稿日:2022/10/07(金) 21:28:27
ここ数日急に寒くなったからねビクティムもあったかいニャーって言ってたんだろう
最後に暖まれてよかったな夢の中で焚火暖かったろう?

61 名前:獣さん 投稿日:2022/10/08(土) 02:29:30
この作家さん文章センス最高だからまた新作が読みたい
62 名前:獣さん 投稿日:2022/10/08(土) 02:33:34
>>52
夢物語・創作小説って名前のスレだからな
文句のつけようがない
____________________________
0161名無しさん@ピンキー2023/11/25(土) 03:10:01.43ID:pv96sTJ8
小説がリアルだから実際にやってるだろうと思い込みたい愛誤がいるが
中国の猫虐動画を見ればいくらでもリアルな小説は作れるんだよな
他者の表現創作活動の自由な権利を侵害するなよ愛誤共
0163名無しさん@ピンキー2023/12/02(土) 21:51:57.70ID:B61RZACN
0164名無しさん@ピンキー2023/12/08(金) 23:52:00.36ID:RMLRwcSz
0166名無しさん@ピンキー2023/12/16(土) 04:45:27.33ID:KQuXx7s1
0167名無しさん@ピンキー2023/12/18(月) 07:28:51.64ID:9cBS5XjP
0168名無しさん@ピンキー2023/12/22(金) 17:13:27.84ID:BW2ntJvK
0169名無しさん@ピンキー2023/12/30(土) 21:10:48.59ID:sBFJgU4v
0172名無しさん@ピンキー2024/01/20(土) 20:38:13.76ID:7PgRirGp
0175名無しさん@ピンキー2024/01/31(水) 11:42:42.92ID:o6NbkCvn
ほし
0177名無しさん@ピンキー2024/02/04(日) 22:58:51.07ID:LlRTKJqb
動画スレNG推奨NAME
スレ乱立埋め立て荒らし
(ブーイモ MMbf-+TAV)

少しでも触ったら発狂埋め立てしてくるキチガイなので、皆はレス付けないようにしましょう。
0178名無しさん@ピンキー2024/02/05(月) 15:07:18.37ID:gRJc3ybY
動画スレNG推奨NAME
スレ乱立埋め立て荒らし
(ブーイモ MMbf-+TAV)
(ワッチョイ 97b8-+TAV)

少しでも触ったら発狂埋め立てしてくるキチガイなので、皆はレス付けないようにしましょう。
0179名無しさん@ピンキー2024/02/06(火) 18:06:21.34ID:1QR4FVGD
スクリプトなどでスレが使い物にならない場合こちらの避難所をお使いください。
torブラウザを導入してユーザ名とパスだけ設定してログインすれば使えます(メアド不要)↓

猫総合
http://aeva5sl6vv7woqqscgnp5ytgq7thigaqv3bmt6cci3zrpzrigzgbu4yd.onion/bbs/ae1172139d1d57327f287d6300de7bb2/
獣動画を楽しむスレ
http://aeva5sl6vv7woqqscgnp5ytgq7thigaqv3bmt6cci3zrpzrigzgbu4yd.onion/bbs/0e596dd9df0360e9f1dbc1d9db45e2b7/
夢物語・創作小説
http://aeva5sl6vv7woqqscgnp5ytgq7thigaqv3bmt6cci3zrpzrigzgbu4yd.onion/bbs/be951be23455d550c4b6fe2d94f435a5/
0180名無しさん@ピンキー2024/02/06(火) 23:58:45.00ID:T1XCf9Ew
ふむふむございます
0183名無しさん@ピンキー2024/02/08(木) 01:06:55.29ID:6paTYs5n
皆さま真夜中にこんばんは。ビクティム作家です。
私情ですが、今日、明日、私はお休みです。
しかし今週末の3連休はありません。ああ、どうしたものか。。

先週、会社の1つ下の同僚から友チョコをいただきました。
レオニダスのチョコレートでした。めちゃめちゃ美味しかったです。

そうです。来週はバレンタインです。
私のバレンタインは少し早めでしたが、ハッピーな気持ちになりましたので
これは猫ちゃんたちにも幸せをお裾分けしてあげなければなりません。

Happy Gato! Happy Valentine's Day!
さあ心を込めて甘いお菓子を用意しますよ。
「甘い」お菓子をね!
0184名無しさん@ピンキー2024/02/08(木) 01:22:28.89ID:6paTYs5n
>>183
夢の話なんですけどね、私は昨日一生懸命手作りのお菓子を用意していたんです。
だってバレンタインですから。
人間は楽しく美味しい思いをしているのに、外で暮らす野良猫ちゃんには何のイベントもありません。
それはさすがに悲しすぎますからね。

私はなるべく人と同じ思いを味わって欲しいと思い、
チョコレートに一番色味の似た黒っぽいカリカリ餌をペットショップで選んで購入し。
なるべく甘い味をつけてあげようと思い、何か甘味のあるものをトッピングしてあげようと、
いろいろ自分なりに調べて探してきてあげました。

見た目もなるべく豪華にしたいと思い、100均で直径60cmほどの平たい大皿を買ってきて、
そこにザァーっとカリカリ餌を広げます。

お皿いっぱいに広がったカリカリはとても芳しい香りがして美味しそうです。
早く猫ちゃんたちの目の前でこれを見せてあげたい。
喜ぶ顔が見たいニャ!!

でもバレンタインのお菓子はやはり甘くないと猫ちゃんたちもガッカリでしょうから、
ちゃんとトッピングは添えてあります。
私は離れの倉庫に行き、甘味のあるシロップが入った瓶を一本取り出してきました。
瓶には松葉薬品と書いてあります。色は透明です。このシロップは寒い日に外に置いておいても凍らないというメリットがあります。
0185名無しさん@ピンキー2024/02/08(木) 01:30:32.27ID:IQIAt/6W
まさかのビクティム先生帰還w
しかしこの板の現状じゃ荒らされそうですね...
0186名無しさん@ピンキー2024/02/08(木) 01:32:26.45ID:6paTYs5n
>>184
さて、シロップをサッとカリカリ餌の上から円を描くようにかけて、大皿のバレンタインギフトは完成しました。

さあこれを持ってお出かけしますよ。

冬場はやはり、昼間の方が猫ちゃんの活性は高めです。
最近やけに賑わってきたポイントがありましてね。
以前、家畜小屋か何かがあった場所の跡地なのですが、
牛舎などの建物がそのまま放置されて何年も経っていて、
そこが最近猫ちゃんたちの溜まり場になっていると知ったのです。

私はたまたま目撃してしまったのでした。
使用でその牛舎跡地をふらっと車で通りかかった時のこと。

数人のBBAが何やら不自然に寄り合って、何かをしていました。

私は「こんな廃墟で何をしているのだろう」と不思議に思ったのですが、
次の瞬間に全てを理解しました。

BBAの足元で3匹も4匹もgatoが寄り添い、何やら一生懸命食事に在りついていたのです。

その時私は思いました。

「ああ。私も猫ちゃんたちに餌をあげたいな!」
0187名無しさん@ピンキー2024/02/08(木) 01:46:53.49ID:6paTYs5n
>>186
と、まあそんな流れで今回のバレンタインな訳であります。
時刻は大体、気温の高い昼下がりくらいなんですよね。
ひとまず下調べはいろいろと完了しています。

狙うタイミングはBBAが来る前です。
おそらく猫ちゃんたちも、いつも同じくらいの時間に来るBBAのことを覚えているでしょうから、
私もなるべくそれと同じくらいの時間に、そして奴らよりも先に現地に乗り込めばよいのです。

ちなみにその牛舎跡地には、目の前に車一台分くらいがギリギリ停めれるくらいの路肩があって、
餌付けのBBAたちはいつもそこに車を停めて廃墟に立ち入ってきます。
ダサいピンク色のVitsに乗り合わせて、2人か3人で来ます。

その、車を止められる唯一の路肩スペースに、今日は私の車が止まりました。

私がここにいる間にBBAの連中が来る可能性がありますが、もう大丈夫なのです。
奴らが車を止める場所はもうありませんw
敷地の立地と構造上、あの場に車を止めれないとなると、
もう他に駐車スペースは存在しませんし、かなり遠くに車を止めて歩くことになります。
ですから、車が止められないと分かったら、よっぽど諦めて今日は辞めるか、私の車が退いた後に来るでしょう。
しかし、その頃もう猫ちゃんたちは、、、、、

ええ、その通り。そういうことです☆
0188名無しさん@ピンキー2024/02/08(木) 02:01:43.24ID:6paTYs5n
>>187
今は誰も使っていない牛舎の廃墟前に、ポルシェが止まっているだなんてシュールな光景ですね。
私は何も怪しいものではありませんよ!

私は牛舎の廃墟に堂々と踏み込んで行きました。
手には大皿に広がった大量のバレンタインギフト。
一体これで何匹分の食事になるでしょう??
猫ちゃん、猫ちゃん、今日はいい日ですね!!

ボロボロの牛舎の中に私の足音がザクザク、と響いています。

と、その時。

いました!いましたよ!
猫ちゃんです。

なんと私の足音を聞き、牛舎に生い茂った雑草の茂みからぬくっと顔を出し、私の前に出てきました。

やはり単純な奴らですね。
私の経験値も多少はありますが、こいつらはやはり人間が来る時間を把握していました。
そしてその人間の手に食べ物があれば、いつも通りそれを貰えると信じて疑わないでしょう。
もちろんあげますよ!この両手に広がる大量の「甘い」カリカリは全てあなた達のために私が作ったのですから!

私はすでになんとなく、残りのgatoも近くで待機して様子を伺っているに違いないという予感がしました。
猫なんてそんなものです。
毎回毎回、最初の1匹に釣られて、後続がぞろぞろと出てくるのです。

私は迷うことなくその場にバレンタインギフトを置き、
しれっと後退りして、牛舎の外からその様子を伺うことにしました。

私の経験上、このバレンタインギフトは、「食ったらオワリ」ですよ。
大皿のどこから食いつこうと、食えば完全に致死ry・・おおっと口が滑りました。なんでもありません!
0189名無しさん@ピンキー2024/02/08(木) 02:26:21.24ID:6paTYs5n
>>188
まあ案の定、最初に顔を出した白黒の猫ちゃんは早速大皿に歩み寄り、食べ始めましたねw
ああ、こいつはもうオワr・・いえ、この子はHappy Gatoですね!
美味しいかニャ?美味しいニャン!と言った感じです。
時々顔を上げて周囲を警戒しながらも一生懸命ギフトを貪っています!

そして早くも次の瞬間、現れました。後続です!
しかもですよ、2匹同時に現れました。
白と茶トラです。どちらも成猫です。

視線は地面に置かれた大皿に釘付けです。

そしてその視線の先目掛けて、そろそろと足が進んでいます。
顔と目線を少し下げ、様子を伺う素振りで2匹が同時に大皿へ到着しました。

いやー、哀れですね☆
すっかりBBAに手懐けられてしまったのでしょう。
3匹揃ってまんまと定食、いや、バレンタインギフトにがっついています。
もうこいつらはこの大皿がご馳走であるということを全く疑っていませんね。

ええ、やはりそれならHappyなんじゃないですかね!今この瞬間だけは・・☆

ところで私は定食、いやご馳走をたくさん用意しすぎたようです。
3匹のgatoは、食っても食っても、大皿は空になる気配がありません。

そして直にその3匹のgatoは完全にHappy Gatoとなり、満足げにその場を去っていってしまいました。
まあ長く見積もっても、3日後には3匹揃ってこの牛舎のように猫の廃墟となっていることでしょう。

私はまだ後続が来るだろうと思い、その場でしばらく待ちました。
しかしこの日は来ませんでした。
私の経験で知る限り、このパターンの棲家にはまだまだ潜伏していると思うんですよね。
決して、たった3匹ではないと思っています。皆様はどう思われますか??

このポイントはまた定期的にパトロールしに来ようと思います。
暖かい季節を迎えたら、夜中に箱を仕掛けてみても面白そうですね☆

さて、余った大皿の定食は全て地面にばら撒き、私は退散することにしました。

猫ちゃん、ハッピーバレンタイン!
無事に幸せを届けることができて、私も幸せです。

私は愛車に乗り込み、帰路に向かって車を走らせました。

しばらく走っていると、すれ違う対向車に、ダサいピンクのVitsが見えました。



おしまい
0190名無しさん@ピンキー2024/02/09(金) 18:19:14.44ID:8B9o7flm
こんばんは。皆様本日もお仕事お疲れ様でした。
ビクティム作家です。

私は今、お昼寝中で、夢を見ています。
ですから、これは寝言なのですが、
公用の駐車場にて白黒のgatoを発見いたしました。

私はすぐさま某コンビニで◯ミチキを購入し、
車に常備してあるEGを添えて、ちょうど今仕掛けているところです。

白黒の姿は現在は見当たりませんが、進展がありましたらまた投稿させていただきます。
不発に終わるかもしれませんし、今夜もまた夜空のお星様が一つ増えることになるかもしれません。
0191名無しさん@ピンキー2024/02/09(金) 19:52:27.34ID:8B9o7flm
>>190
1時間半が経過し、進展がありました。
先ほどのgatoが再び現れ、定食の目の前にいます。
暗いので食っているかどうかは分かりませんが、奴が退いたら定食の皿を確認したいと思います。
0192名無しさん@ピンキー2024/02/09(金) 20:04:29.56ID:8B9o7flm
>>191
https://imgur.com/a/gAnP6HF
綺麗さっぱり完食です。
Happy Gatoです。それではまた。
0193名無しさん@ピンキー2024/02/09(金) 20:18:16.22ID:hTau0baE
ちゃんとオチがついて読んでるこっちも気持がいいニャ〜
聖水による低俗な魂の浄化お疲れ様です!
0194名無しさん@ピンキー2024/02/09(金) 20:52:37.59ID:a6jje4Xk
>>192
これは🎊逝き確👍
0195名無しさん@ピンキー2024/02/09(金) 20:52:57.09ID:8B9o7flm
昼寝をしながら生中継で寝言を話すという初の試みでしたが、いい夢で終われてよかったです!
0196名無しさん@ピンキー2024/02/09(金) 21:50:06.72ID:ZDAl6ork
>>189
獣ちゃんをおなか一杯にしてくださってありgatoございます
獣ちゃんも虹の橋を渡るような素晴らしい思いをしたことでしょう
0197名無しさん@ピンキー2024/02/10(土) 19:13:10.27ID:YuqIgN45
>>196
今ごろはもうきっと、
3匹揃って同じ場所にいらっしゃると思います!
ほっこりですね!
0198名無しさん@ピンキー2024/02/12(月) 19:41:53.62ID:LaP8kE8d
>>189
最初はバレンタインギフトとか大皿とか、ぼかし気味に書いてたのに
徐々にぼかしが消えて、最後には定食と言い切ってしまうあたり、先生の知性と余裕を感じるw
今回の駆除作戦も下準備と計算が尽くされていて、やはりビクティム先生は愛誤より二手も三手も格上なのだと思いますね。
0199名無しさん@ピンキー2024/02/28(水) 21:37:36.38ID:Zy5RuI7K
久々に獣捕まえたけど威勢が良すぎて捕獲器から出せねぇな
捕獲器に入れたまま出来る最高の接待ってなんだろ
0200名無しさん@ピンキー2024/02/29(木) 07:58:19.39ID:/SLPLIqP
しかたねぇからいつだかに見た覚えのある「顔にハイター」をやってみたが
ゲロは吐くは糞は漏らすわでとんでもないことになっちまったい
本当に参ったねぇ〜獣くんには
時間置いたら熱湯接待で〆るとするわ
0201名無しさん@ピンキー2024/02/29(木) 12:41:26.61ID:g/2EkVur
>>200
刺激的だニャ!
0202名無しさん@ピンキー2024/03/03(日) 00:44:32.64ID:HgHgg2uy
>>200
凶暴なgatoを懲らしめてやってください
0204名無しさん@ピンキー2024/04/09(火) 15:55:19.77ID:E0syJyuj
新しい小説待ってる
0205名無しさん@ピンキー2024/04/09(火) 18:49:49.70ID:4e3SKhGg
このスレ生きてたんですねw
新ネタがあったので書きたかったんですが、探しても見当たらず、、
てっきり無くなってしまったかと思っておりました。

時間ある時にまた書かせていただきます。
0206名無しさん@ピンキー2024/04/09(火) 21:52:33.30ID:NgGYX3Xr
楽しみにしてるよ!
0207名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 20:05:32.07ID:0i3eTQUg
皆さまごきげんよう。ビクティム作家です。
過ごしやすい気候になりましたね。
さて、今年もやっとの思いで厳しい冬を乗り越えた外猫ちゃん達が
さらなる地獄を味わえるように私達も一丸となって彼らを見守っていきましょう☆

夢の話になります。
これはかなり最近の出来事なのですが、私の近所でなかなか面白いことが起きました。

結論ファーストで申し上げますと、外猫ちゃん達の住処が、跡形もなく取り壊されたのですw
そして居場所を失った猫ちゃん一家はやむなく散り散りになり、そのうちの一匹がなんと私の家にたどり着くという事態になったのですw

では一から話し始めましょうか。
0208名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 20:09:56.61ID:tAw9p2fJ
うおおおおおおお!!!!待ってました!!!
0209名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 20:17:42.17ID:0i3eTQUg
>>207
私の家の近所に古い平屋の家があり、その家の敷地は多くの樹木が植っていますから、まるで外から見ると雑木林のようです。
何年前からあるのか知りませんが、木々の背丈は街灯を超えるほど高く、我が家の2階のベランダから見ても、見上げるほどです。
そういう古い家にはやはり妖怪も住み着いてしまうもの。
残念ながらその家の敷地で害獣が子育てをしているという事実を私は偶然知ってしまいました。
理由は簡単。夜中に歩いていたら、その敷地の中から鳴き声が聞こえたからです。
野良害獣は警戒心が強いですから、普段は声一つ上げずに姿を潜めていることでしょう。
しかし、その時は、私のスタスタという足音を親猫の足音と勘違いしたのか、1匹のgatitoが私の真横で鳴き声を上げてしまったのですw
突然茂みの中から、「ウナァ〜」などというふざけた甘え声が私の耳に聞こえてきました。
0210名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 20:31:18.43ID:0i3eTQUg
>>209
その時私は近くの自販機に飲み物を買いに行こうと、歩いている最中だったのです。
しかし家の近所で急にgatitoの鳴き声が聞こえたとなれば黒ムツとして放っておくわけにはいきません。
つい数秒前まで炭酸飲料が飲みたいなぁなんて思っていたのですが、そんなことは急にどうでもよくなりましたw

私は目の前の自宅へ蜻蛉(とんぼ)返りして、懐中電灯を手に取り、すぐに鳴き声のしたポイントに向かいました。
場所は確実に例の雑木林の中です。
そっと草木を退けて、周囲を照らしますが、gatitoがいる気配はありません。
一方gatitoも、親だと思って呼んだ相手がまさかの黒ムツだったことに驚き、近くにいたとしても息を潜めてしまっているでしょう。

でも近くにいるということは確実なのです。私は息を殺し、目を凝らして探しました。

しかし人工物に隠れているならともかく、無造作に生い茂った草木の中から、あの小さなgatitoを夜中に見つけるのは困難です。
さすがに諦めよう、と私は思いました。しかもその草木を隔てて向こう側は他所の家の敷地ですから、gatitoの姿を確認したところで捕まえに行くことはできません。
これではとても状況が不利ですよね。そのことを私も冷静に認識しました。
と、その時ですw w w
0211名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 20:40:51.50ID:0i3eTQUg
>>210
なんとなんと、私が照らすライトの先に、小さな目が光ったではありませんかw
そうでした。gatoという生き物は、いくら小さくて息を潜めていたとしても、こうしてライトの灯りと目があってしまえば無力中の無力なのでしたw

無惨にも目が光ってしまったことで黒ムツの私に発見されてしまったそのgatitoは、小さな黒猫でした。
黒猫??ああ、いつの日か火を付けて燃やしてしまったあのビクティムのことを思い出します。

というか、近所で野良害獣を見つけるのはなかなか久しぶりです。

コイツを今すぐ接待したい!コイツと一緒に今から想い出作りをしたい!!
そんな気持ちの高鳴りようでした。黒ムツの血が沸々と湧いてまいりました。

しかし相手の居場所はやはり、人の家の敷地内なのです。
この草木を分け入って、敷地内に入るわけにはいきません。

この時、結果的に私は、それ以上何もすることができませんでした。
昂る気持ちを抑えて、おとなしく近所の自販機に歩いていき、パイナップルサイダーを購入して家に戻りました。
0212名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 20:53:47.66ID:0i3eTQUg
>>211
時は少し流れ、一ヶ月半後。
つい先日のことです。
朝、忙しなく動く重機の音で目が覚めました。

ウ”ウ”ーーン、ガシャンガチャン、ドゴドゴドゴドゴ・・・・・
こんな田舎で一体何が始まったのだろうと思い、気になって玄関を出ました。

すると例の雑木林の古い家の敷地に三台ほど重機が入り込み、家を取り壊しています。

ああ、とうとう家主さんでも亡くなったんだろうか。
そんな気持ちで現場を眺めました。

あ、待てよ?? gatoの住処は??w w w

私は思わず頭の中で草が生えてしまいましたw

きっと害獣一家はまだ子育て真っ只中に違いありません。
この有様では強制的に一家解散ですねw
YouTuberが何の予告もなしに突然垢BANを喰らうようなものでしょうか?

3台の重機はそんな事情を知る由もなく、豪快で無機質な音だけを立てながら母屋を壊し、敷地を均(なら)していきますw

こうして5日ほどでgato一家の住処は無くなりましたw
まあ当然ですよね、人の家の植え込みで勝手に子育てを始めたのですから。
本来なら到底許されることではないのです。
0213名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 21:05:16.49ID:0i3eTQUg
>>212
そろそろ伏線を回収していきましょうね。

例の家の敷地は完全に更地になり、見上げるほど背丈の高い木々が生い茂っていた近所の雑木林に、今では雑草一つありません。
綺麗さっぱり、空は広く、一面には均した土以外に何もありません。

ある雨の日の出来事でした。
その日は朝からシトシトと、小雨が降っておりました。
私は家の離れにあるプレハブの中でコーヒーを片手に事務作業を片付けておりました。

母屋からプレハブまでの通路は、簡単に屋根が拵(こしら)えてあり、雨でも歩いて行き来できます。
そしてその通路の中ほどに、家庭ゴミを捨てるコンテナが置いてあります。
ここまでは捕捉事項です。

私はポツポツと屋根に当たる雨音に癒されながら、書類を書いたり、PCを打ち込んだりしていました。

鉛筆が走る音。カキカキカキ、、、、
キーボードを叩く音。カタカタカタ、、、、
雨音。ポツポツポツ、、、、

そして

ウナァ〜〜



!?!?!?!?!?
0214名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 21:32:04.91ID:0i3eTQUg
>>213

ウナァ〜

そのふざけた甘え声を耳にした時、さすがに私は耳を疑いました。
ここは私の家の中です。私。つまりは黒ムツなのです。
裏の畑や近所ならまだしも、私の家の敷地内で害獣の鳴き声がするなど、これまで生活してきて一度もありませんでした。

何事かと思いましたが、何事もなにも、この声が聞こえるということは、そのまさかなのです。
今私がいるこのプレハブの外に、害獣がいるということです。

私としては信じられない出来事ですが、プレハブのカーテンを少しだけ開き、隙間から外を眺めると、なんといました。黒のgatitoです!
通路に置いてあるゴミのコンテナをカリカリと引っ掻いては、ウナァ〜などと一生懸命鳴いているのです。
その様子から察するに、雨を凌げる場所を探している。そして、なにか食べ物を探している感じでした。
さらには親からはぐれて、呼んでいるのかもしれません。

黒gatitoは立ち上がって一生懸命コンテナを引っ掻いています。しかし蓋には手が届きません。
コンテナからは生ゴミの匂いがするでしょう。それを食いたいと思うほどにコイツは空腹なのかもしれません。

また、コイツは体毛が濡れています。
結構雨の中を歩いてきたのしょう。

まあそんな事情は私にとってはどうでもいいのです。
私はなんだか、その光景を見ているうちに、ゾクゾクしてまいりました。
コイツは逃すわけにはいかない。そう感じているのかもしれません。

だっておそらくコイツは、あの夜、例の雑木林の家の敷地内で目が光っていた黒gatitoなのですから!
例の家が解体され、一家は住む場所をなくし、その結果コイツはこうして私の家の中に流れ込んできたのしょうね!
こんな再会の仕方があっていいのでしょうか。
まさかの展開すぎて、面白くてたまりませんw

ゾクゾクします。
私はプレハブの入り口の扉を少しだけ開いておきました。
このgatitoが雨宿りのために、このプレハブ内に入ってくるワンチャンスを期待し、
私は存在感を消して、中で待つことにしました。

もうこれでは事務作業どころではありませんw
0215名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 21:45:07.20ID:0i3eTQUg
>>214
そしてなんと、よりにもよって私の試みは成功してしまいましたw

私はしばらくプレハブの戸を開けたままにしておきました。
そしてgatitoの様子は小窓からずっと監視していました。

ゴミコンテナを諦めたgatitoは、5分ほどその場で立ち往生してから、
ふと、プレハブの戸が開いていることに気が付きました。

視線はまっすぐ扉の隙間を見据え、明らかにこちらに近づいてきます。
ゾクゾクしますw

私はgatitoが少しでもプレハブの内部に侵入したら即座に戸を閉めて、
このプレハブで袋のねずみ状態にしてやろうと思いました。

そして、
gatitoはついにプレハブ内部に入りました。


バタン!!!!!!


私は猛烈な勢いで戸を閉めました。

gatitoはハッとした顔をしています。

残念ながら黒ムツの巣に雨宿りしてしまいましたねw w

gatitoは「オワッタ・・」という感じの様子で身動きが取れませんw
萎縮して固まり、その場に突っ伏せて再び「ウナァ〜」などと鳴き始めました。

警戒の眼差しで、視線は私に釘付けですw
「怖いニャ、ここから出たいニャ」ということでしょうか?

逃すわけはありません。この絶好のチャンスを棒に振る黒ムツなんて、この世のどこを探してもいるはずがありませんw

私は怯えるgatitoに歩み寄りました。
逃げる場所はありますが、出口はどこにもありません!
0216名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 22:12:33.47ID:0i3eTQUg
>>215
ここで先にお断りしておきますが、この話はこの時点でほぼ9割がおしまいです。
gatitoは私の手中に収まりました。あとの流れは、皆様お察しの通りです。

捕獲、接待、〆。

この三拍子でおしまいです。

運命の黒gatitoとの再会があまりに唐突で、私は接待の心の準備ができていなかったかもしれません。
私はいざ、こうして逃げ場を無くしたgatitoを目前にしたら、気持ちが早まってしまいましたw

私は歩み寄り、gatitoは当然、プレハブ内で逃げました。
逃げ込んだところは本棚の角です。
頭を端に追いやり、尻は隠せず、突き出したままです。

楽勝です。
私は左手で尻尾を掴み、引き摺り出し、それとほぼ同時に右手で首根っこを握り、素手で捕獲完了。

いつもなら準備して私から捕獲に出かけるのに、
今回は本当に、シチュエーションがあまりに唐突でしたから、この時点で私は気が早まってしまったのです。

小雨が降る中、gatitoを右手に掴み、外のゴミコンテナがある通路に出ました。
次の瞬間、速攻でgatitoを地面に叩きつけました。

今回のgatitoは私にとって急なサプライズプレゼントですw
意図せず急にプレゼントをもらったら、きっと皆さんも急いで封を開けてしまいますよね?
そんな感覚です。

嬉しさのあまり、もったいぶることなく、いきなり〆てしまいました。
gatitoは私の足元でコイコイしています。私は気分が良いので、なんだかコイコイしているgatitoが喜んでいるように見えます。

気持ちの乗った勢いのある腕っぷしで、パァン!!と音を立ててgatitoは地面とごっつんしました。
その瞬間、一度だけgatitoの身体はギュッと縮み込み、次の瞬間に勢いよくコイコイが始まりました。

私はその命懸けのパフォーマンスを存分に楽しみ、終演と同時に目の前にあるコンテナへgatitoを放り込みました。

ゴミは責任を持って私がゴミステーションへ持って行きました。

翌日。
午前中にゴミ収集車がやってきて、たくさんのゴミ袋は乱暴に車の中へ投げ込まれていきました。

黒のgatitoはこうして本来還るべき場所に還ることができたと思います。


今回はこれにておしまいです
0217名無しさん@ピンキー2024/04/10(水) 22:24:59.07ID:0i3eTQUg
>>216




後編に続く
0219名無しさん@ピンキー2024/04/11(木) 16:25:05.75ID:lZkrvWMi
ビクティム先生の新作が読めるなんて幸せだ…
0220名無しさん@ピンキー2024/04/11(木) 21:48:23.21ID:DGBKY7PA
皆さまこんばんは。
ビクティム作家です。

さて今夜は昨夜の後編を書いていこうと思います。

おさらいになりますが、夢の中で最近、私の家の近所では古い平屋の民家の取り壊しがありました。
それに伴い、平屋の敷地で勝手に子育てを始めた害獣一家の住処は無くなり、一家解散w
そしてよりにもよって行き場を失った1匹のgatitoが我が家に迷い込むという、なんとも哀れな結末にw

昨夜はそんなお話をさせていただきました。

gatitoは見事に天に帰って行ったわけですが、
この話にはまだ続きがあります。

そう、一家が解散した害獣家族の流れ者はまだ私の周りにいたのです。

では今夜も始めていきましょう。
一家解散gatoのお話、後編です。
0221名無しさん@ピンキー2024/04/11(木) 21:59:59.24ID:DGBKY7PA
>>220
黒のgatitoを地面に叩きつけて始末した数日後のことです。

平日、真夜中に私が部屋で寝ていると、外から不気味な声が聞こえてきました。
その声で私はおきました。うるさかったわけではないのですが、私の眠りが浅かったのでしょうか、それとも不気味で不自然な音だったから身体が敏感に聞き分けたのでしょうか。

外からは疼くような声で

アオォォォウ、アオォォォウ・・

などと何度も何度も繰り返す声が聞こえます。

私は嫌な予感がしました。
あまり聞かない鳴き方ではありますが、これは99%、gatoの声です。

春ですから、真夜中に異性を探しているのか、それとも仲間を呼んでいるのか、
どちらにしても単体で何かを呼んでいるといった鳴き方に聞こえました。

私は少し起きて、外を探しに行きましたが、それと同時に声は止み、その日はまた眠りにつきました。
0222名無しさん@ピンキー2024/04/11(木) 22:43:51.45ID:DGBKY7PA
>>221
しかし嫌な気分です。だって今シーズンも近所にまた、少なくとも1匹の害獣が現れたのですから。
出先でたまたま遭遇したgatoなら、まあ私の生活に不愉快を被ることはありません。まあ車の運転中なら、なるべく轢きますけどね。
しかし近所で遭遇となると厄介です。間違いなくその付近を生活エリアとしているわけですから、真夜中に鳴かれるとなれば完全に睡眠妨害です。

私は、次にまた同じ鳴き声が聞こえたらその時点でアウト、と決めました。
つまり、鳴き声の主を意地でも特定し、確実に始末するまで行動するのです。
そいつを放っておいたが為にそこで増え始めてしまってからでは手遅れですからね!

ちなみに私の近所では、この私が黒ムツと化した時から害獣の数がみるみる減り、最近では1匹たりとも見かけないほどに除霊できていました。
本当に一時期は、首輪があろうとなかろうと、家の近所に現れた外猫は徹底的に捕獲なり毒なりで頃していましたからね・・w

つまりその不気味な鳴き声が聞こえた夜、私は久しぶりに家の周りの「掃除」を再開しなくてはならないと予感しました。

そして予感は的中。
その時はやってきました。

あるお休みの日、私が部屋でのんびりコーヒーを飲みながらYouTubeを鑑賞していると、
まだ真昼間にも関わらず、例の不気味な鳴き声が外で聞こえ出したのです。

アオォォォウ、アオォォォウ・・

まるでゾンビがゆらゆらと彷徨っているような、怠くて力の抜けた気味の悪い感じの鳴き声です。
私はすぐに2階の窓から周囲を見渡しました。

すると今度ははっきりとその姿が確認できたのです。
場所は家の裏手にある共用の畑でした。
私の家の裏には、広くて大きな畑があります。
そこは近隣のいろんな人たちがそれぞれ区画を借りて菜園などをしていますから、その区画によって誰が所有しているかが違うのです。
見た目は一つの大きな畑なんですけどね。

その畑の中を、1匹の害獣が不気味な声を上げながら歩いているのが見えました。
0223名無しさん@ピンキー2024/04/11(木) 22:44:07.59ID:DGBKY7PA
>>222

私はしばらくその様子を監視しました。
真夜中だけでなく、真昼間に再び現れたのです。
これは間違いなく、何かを探しに来ています。

害獣の色は黒が混じったネズミ色です。
グレーというより、なんかネズミ色と言いたくなる色です。
つまり、なんだか清潔感がなく、汚いのです・・

そのネズミ色が、畑にある農具箱や草木の間などに顔を入れて覗き込んでは、
ここにもない、あっちにもない、といった感じで何かを探しています。
そして常に、アオォォォウなどと鳴いています。

これはどうも食べ物を探しているわけではありませんね。

そこで私は思いました。
このネズミ色はもしかして、私がこの前始末した黒gatitoの親なのでは???、とw
住処が取り壊され、一家が解散し、はぐれた仲間やgatitoたちを探しているのではないでしょうか??w
一度そんなふうに思ってしまうと、もうそうとしか思えなくなってまいりましたw 辻褄は合っていますしね!

それに過去にもそんなgatoを私はたくさん見てきましたよ。
どんなgatoかというと、私が始末したgatoなりgatitoなりを、別の仲間のgatoやgatitoが後日必死に探しているという光景ですw
親子連れを見つけて私が親gatoを始末したらgatitoたちが必死に親を探し始めた、とか、その逆とか、はたまた特例ではありますが首輪の付いた外猫を始末して後日飼い主が必死に探している光景とか、まあそういうものです。

そんな光景を私は数多く見てきましたから、今回もまあ似たようなパターンかもしれません。

ネズミ色は畑で力なく鳴いています。
こいつは畑だけでなく、一日中近所のいろんなところに出向いてはこうしていなくなったgatitoを探しているのでしょうか。
もう私の手によって天に還ったなどとは知る由もなく延々と・・w


しかしですね、害獣は存在自体が罪ですから、同情もなにもあったものではありません。

真夜中に呻き声を上げながら近所を彷徨う悪霊など、祓う以外の選択肢はありませんからね!

こうしてひとまず声の主が特定できたところで、私は畑の自分の家が所有している区画に箱罠を置くことを決めました。

久しぶりの箱です。
最近使ってなかったからな〜。どこにやったかな??
0224名無しさん@ピンキー2024/04/11(木) 23:08:48.08ID:DGBKY7PA
>>223

しばらく使っていなかった箱罠は、折りたたんで車庫の奥に眠っていました。
久しぶりに組み立てます。これからあのネズミ色がこの中に入ると思うと、自然と気合が入ります。
絶対に逃したくはありません。害獣を箱の中に押し込むことだけを考え、楽しみながら入念に準備します。

相手は動物ではなく悪霊ですから、箱の中に捉えることができれば何をしたって構いません!
これは私の基本の考え方です☆ ですから市販の箱罠が本来、動物を傷つけないように安全に捕獲するために拵(こしら)えた工夫を全て無視して魔改造していきます。

私が持っているのは、踏み板式です。理由は使いやすいからという以外に特にありません。

まずは踏み板を拡張します。扉が落ちる時に猫が尻尾を挟んでもいいから、とにかく私は猫が踏み板の奥の餌までたどり着くことすらできないタイミングで扉が落ちるように設定を変えます。
踏み板に段ボール板を貼り付けて可動域を広くします。猫が箱の中に入って2〜3歩目くらいのところまでダンボール板が伸びていて、それ踏むと連動して踏み板を踏んだことになるので害獣は即アウトです。
餌を食べようが食べまいが、気になって箱に踏み入った瞬間にアウト☆!という地獄の設定です。
この設定でこれまで、餌を取られるどころか、餌を一つも口にできずに、ただ私に捕獲されただけの害獣は数えきれないほどたくさんいます。

踏み板が拡張できたら、薄紙で床全体を覆い隠します。
猫ちゃんが地獄へ向かうランウェイが完成しました!

あとは薄紙ランウェイの一番奥、つまり箱罠の一番奥にカリカリ餌を直置きします。
皆さまもいろんな工夫があるかと思いますが、ひとまずこれがビクティムスタイルの箱罠になります。

私は早速、その日の夕方、日が落ちた直後くらいのタイミングで畑に箱罠を置きに行きました。
日が落ちれば間違いなく畑に人は来ません。

そして、計画としては真夜中に再びネズミ色が畑に現れ、箱に捕まり、
日が昇る前の早朝に私がきちんとその悪霊を除霊してめでたしめでたしという感じです。

私は朝4時30分に起床できるよう、早めに布団に入って眠りにつきました。
0225名無しさん@ピンキー2024/04/11(木) 23:19:27.34ID:DGBKY7PA
>>224

夜中のことです。
なんとなんと、早速その夜も不気味な声が外から聞こえ始めました。

アオォォォウ、アオォォォウ・・

この声は間違いなくアイツです。
なぜ毎回毎回、自分の存在をアピールしながら登場するのでしょうか。
田舎の静かな夜にこんな気味の悪い声を上げながら徘徊していたら、まるで
「害獣がここにいるニャ!成敗されたいニャ!」といっているようなものです。

眠い目を擦って時刻を確認すると、まだ22時30分くらいです。こんなに早く現れるとは。

箱罠は目立つので、間違いなく気付くでしょう。

あとは中の餌に釣られて地獄のランウェイに向かうかどうかです。

私は箱を回収する予定の4時30分までは畑に近寄らないことにしました。
一発で罠にかかればいいですが、入ろうとしたけど辞めて、また数時間後に戻ってきて捕まる、みたいなパターンもありますからね。

結果は朝まで待つことにします。
0226名無しさん@ピンキー2024/04/11(木) 23:34:36.69ID:DGBKY7PA
>>225

箱罠の様子がどうしても気になり、浅い眠りのまま4時30分を迎えました。
外はまだ真っ暗です。でもこの時間に回収しないと早起きの人が朝イチで畑仕事をしに来るかもしれません。
真っ暗なうちに回収するのが無難です。

私は上着を羽織り、暗闇の畑に向かいました。

サクサク、と私が土を踏む音だけが聞こえます。
畑はとても静かです。

これはもしかして箱の中は空なのか??

畑にうっすらと、箱罠が置いてあることだけは確認できるところまで歩いてきました。

少し遠くから、目を細めて箱の様子を確かめます。

何か物体が動く様子はありません。

そのまま箱が置いてあるポイントまで近寄ります。

暗いですが箱の形がこの目でしっかりと確認できました。

そして、まるで陰アートのように真っ黒なシルエットで、箱の中に猫がお座りしている形が見て取れました。



やりましたw

時刻は4時30分。ネズミ色は見事に箱の中ですw

具体的に何時ごろ掛かったのかは知りませんが、少なくともこの時点でもう除霊は完了したも同然です!

箱罠も、箱罠の中身も、もう私の所有物ですから、箱の中身がどうなるかは持ち主の私次第となったわけです☆

もちろん最終的には天に還ってもらいますけどね!
0227名無しさん@ピンキー2024/04/11(木) 23:43:23.59ID:DGBKY7PA
>>227

それまで箱の中でおとなしくしていたネズミ色は様子が急変し、ものすごく焦っています。
いきなりガシャガシャと音を立てて暴れ出し、時折、カッ!!などと痰を吐くような汚い声で勝俣してきます。

なんだなんだ、元気じゃないですか。
ここ数日の力ないゾンビのようなあなたはどこへ行ったのですか!
もしかして探していたモノに会えたのですか?
ここまで元気になったということは、、、探していたのはgatitoではなく黒ムツの私だったんだね☆

これはこれは。
私も元気が出てきました!

時刻はまだ5時前です。
私は畑のネズミ色を一旦放置し、家に戻ってお湯を沸かしにいきました。
0228名無しさん@ピンキー2024/04/11(木) 23:59:37.04ID:DGBKY7PA
>>227

グツグツグツグツ・・・・

ティファールのケトルが勢いよく音を立て始めました。
注ぎ口からは大量の湯気がのぼっています。

gatoちゃん待っててね。これが欲しかったんだね!

これを浴びればもっと元気になるからね。
体調整えてあげる☆

私はケトルを外し、暗闇を照らすランタンのように右手にケトルを掲げながらネズミ色のもとへ戻ります。
まあ真っ暗ですけどね。

ネズミ色はこっちを見ながら待っていました。
私はわざと、箱の周囲をくるくると歩いて周回します。
ネズミ色はそれに釣られて箱の中で体を一生懸命翻しながらずっと私の方を見ています。

そうだね、視線を背けたらその瞬間、背後から熱湯を浴びれることをちゃんと分かっているんだね☆
そんなに熱湯を注ぐ私の手元が気になるのかな?

ネズミ色は一瞬たりとも私から目を逸らそうとしません。
目を逸らしたらその瞬間に何かが始まるということを直感しているようです。

まあ目を逸らさなくても始まるんだけどね☆ はいっ!☆

ザバァッーー!!


ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ァァァァァァウ!!!!


ものすごい声量です!
どこにこんな声を溜めていたのでしょうか!
こいつはオペラ歌手でも夢見ていた時期があったのでしょうか!

ネズミ色はお湯を浴びた瞬間に絶叫しました。

早朝の大絶叫です。

これでは近所迷惑になりかねませんね。

私は急いで箱の取手を掴み、いつもの農具用倉庫へ走りました。
ネズミ色は箱の中でのたうち回ったまま、私の手元で運ばれていきましたw
0229名無しさん@ピンキー2024/04/12(金) 00:11:30.32ID:X+IDAE7x
>>228

ネズミ色は急に口呼吸を始めました。
まだ1湯目だというのに。
こうしてみると、カルおじ作品に出演していたgatoたちは丈夫なもんですね。
8連熱湯なんていう猛者もいましたからねw

外猫は汚いですから、ひとまず消毒は完了です。
ネズミ色は「まだやれる」といった目をしています。
まあ知りませんが!

でも猫ちゃんは戦うのが好きでしょう?
よく醜い縄張り争いで大声を張り合っているではありませんか。
あれに比べれば熱湯なんて朝飯前なんじゃないかな?☆

多分このgatoはもっとボルテージを上げて欲しいのです。
私は家に戻り、アルコールをとりに行きました。
おや、偶然にも純度100%のエタノール試薬瓶があるではありませんか!
え?なんでそんなものがあるかって? 私は今某化学メーカーに勤めておりまして、
いやこれ以上はなんでもありませんw

外猫ちゃんには更なる消毒が必要です!
私はネズミ色のところに戻りました。

はい、どうぞ。
ドボドボドボドボ・・・

ネズミ色は一瞬暴れましたが、すぐにおとなしくなり、ドボドボとエタノールを浴びています。
時折ブルブルッ!と体を震わせて水分を飛ばそうとしてきます。

そんなことをしたらダメじゃないか。
貴重な純度100%試薬なんだから、ありがたく一滴残らず受け取れ☆
0230名無しさん@ピンキー2024/04/12(金) 00:27:13.12ID:X+IDAE7x
>>229

次の瞬間を待たずに、なんとネズミ色は発火を始めました!

なんと火だるまになっています!

私はちょっと焦りました。
火の勢いが強すぎる・・・

危険物の資格を持っている私が可燃性の液体を使って遊ぶなど、私は一体何をしているのでしょうw
純度100%をナメていました。
ここは農具用の木造の倉庫です。

私はまたしても気が早まり、エタノールをたっぷり注いだgatoちゃんの体にチャッカマンで着火してしまったのでしたw

火の勢いはまあまあヤバいです。
猫の体高は私の脛(スネ)くらいまでしかないのに、その猫が私の臍(ヘソ)ほどの高さまで炎をあげて燃え盛っているのですw

幸いにも猫は狭い箱の中で暴れ回っていますから炎は上にしか伸びていませんが、これで猫がフリーに動いていたら確実に火災ですw

私は猫を燃やしたまま消化器をとりに行きました。

倉庫の中からヤ”アァウ”!!!などと濁った歓声が聞こえます。

燃え盛るgatoちゃん、盛大に喜んでいますね☆

私が消化器を片手に倉庫へ戻ると、gatoちゃんはすでに横たわっていました。

ああ、これなら自然消火を待ちましょうね。

炎の勢いは猫のHPと共に減少し、次第に消えていきました。

猫ちゃんの命の灯火も同時に消えましたw

仕方ありません。害獣なんですから。
近所に現れたら始末しなければいけないものなのです。

猫は生ゴミとして捨てる必要がありますからね。

こうして、生きたゴミを生ゴミに変換してから捨てるのです。

本来ならもっと楽な変換方法がたくさんあるんですけどね。
どうやら私は楽しんでしまう性格のようでw



こうして今回もまた一つ、夜空のお星様が増えることになったのでした。
世の中には私のような人間がたくさんいることでしょう。

と、考えると夜空にはなぜあれほど星がたくさんあるのかが分かりそうな気もしますね!

それでは皆さま、また次回お会いしましょう。

おやすみなさい。
0231名無しさん@ピンキー2024/04/12(金) 00:30:07.52ID:ScZYBaTo
親子揃って虹の橋を渡らせてあげた優しさに涙が止まりません!
0233名無しさん@ピンキー2024/04/12(金) 16:04:17.81ID:X+IDAE7x
>>218
ほんそれですw 駆除活動をしていてあれほど好都合な出来事は初めてでしたよ

>>219
ありgatoございます。私も読んでくださる方がいて幸せです

>>231
天の川で感動の再会を果たしたことでしょうw どうりで星が綺麗なわけですw

>>232
さすがの洞察力ですね。私も同じ予感がしております
0234名無しさん@ピンキー2024/04/13(土) 10:16:59.84ID:GzGY8nD1
>>230
獣ちゃんを駆除して下さってありgatoございます
ご近所の平穏は守られました
0235名無しさん@ピンキー2024/04/16(火) 07:20:39.36ID:gP2NE0UW
>>234
また湧いてきたらすぐに始末できるように駆除用品は切らさないようにしておこうと思います!
0236名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 10:45:18.05ID:uTMbBz8W
さて、新ネタを仕入れてきました。
ビクティム作家です。毎回私でなんだか本当にすみません。
読みたい人だけ読んでいただければ結構ですのでw

駆除シーズンがやってまいりましたね。
では早速始めます。
0237名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 10:58:46.53ID:uTMbBz8W
>>236
夢の話になります。
ある最近のこと。その日は夜風が気持ちいいと思ったので、害獣パトロールを兼ねて愛車のケリィに乗り、町中をドライブしていました。
まあ町といっても私が住んでいる地域は田舎ですから、誰もいない県道とか河川敷の道路を静かに運転していたわけです。

それは河川敷の道路が終わりに差し掛かった時でした。
遠くの前方に小さな目が二つ光っているのが見えました。
私の地域では、夜に目が光る動物の大体の内訳は以下のどれかです。
実際に夜道で出会ったことがある例をまとめるとこんな感じです。
2% タヌキ
3% キツネ
10% イタチ
85% 害獣

遠くの獣はこっちを見ているようです。
光る目がだんだん近づいてきました。

さて、当たりでしょうか?ハズレでしょうか?

結果は、、、
0238名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 11:12:45.76ID:uTMbBz8W
>>237
残念ハズレ!
結果は見事に害獣です。

明るいライトでそのシルエットが照らされると、
気色の悪い白黒の害獣が、おすわりの姿勢でこっちを見ています。

その夜、私はその害獣の横を素通りしました。
素通りする際、いつもの癖で害獣に向かって急ハンドルを切り、轢こうとはしましたが、この時は失敗しました。

深追いはしませんでした。
そして数日後にまたドライブで同じ道を通りかかった時、同じ場所で再びその害獣と出会ったのです。

色も体格も同じ。
同じ場所で再会したのですから、ほぼ間違いなく同一個体です。
この害獣はもしかすると毎日同じ場所に現れる固定シンボルタイプなのでしょうか?

害獣には2パターンいますよね。
気まぐれに時間も場所も変えて出現するランダムエンカウント型
基本同じような時間に同じ場所に出現する固定シンボル型

この時私が出会ったgatoはおそらくですが、後者です。
なら次回、また改めて箱罠を持参してここに来ようと決めました。

いやあ、春ですね。
出会いと別れの季節です。

害獣との出会いも一期一会。
大抵の子は出会ったその日にお別れですけどね☆
0239名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 11:33:51.99ID:uTMbBz8W
>>238
私はこの白黒の害獣に「固定シンボル」という名前を付けました。
名前というかただの属性ですがw

固定シンボルはなんせ固定シンボルなので、また同じ時間に同じ場所に行けば会えると信じて、
ある夜、私は用意周到な状態で祖父の軽自動車を借り、駆除セット一式を後部座席に積んで出発です。

これで3回目。例の河川敷に到着。
河川敷の道路ですから当然一車線分の幅しかありません。
しかし路肩の砂利や草むらに寄せて車を停めれるくらいの余裕はあるので、こうして小さな車でなら十分に駆除活動は可能です。

人はいません。ほぼ全くといっていいほど心配無用です。
大体21時を過ぎれば歩行者は皆無です。ごく稀に原付が通るくらいですかね。
私が到着した時刻は大体22:30でした。

まあ静かなものです。川のせせらぎ以外に何も聞こえる音はありません。
そして固定シンボルはというと、、

当然のようにそこでお座りしていましたw

なんだかこうも毎晩毎晩いるとウザいですね。

私は車を止め、ビクティム仕様の魔改造捕獲機を片手に、車を降りました。
餌の設置を含めて全て組み立ててあります。
あとは害獣が逃げない程度の距離まで近づき、しれっと箱を置いてその場を離れるだけです。

害獣はこちらを見ています。
私が何食わぬ顔で歩み寄ると、ヒクッとした様子で立ち上がりました。
立ち上がって、その場を動かずにまだこちらを見ています。

おそらくこれ以上近づくと逃げられるでしょうから、その辺りの距離感を冷静に見極め、
そっと箱罠を置いて車に戻りました。

私は車の後ろに身を隠し、気配を消して固定シンボルの動向を監視します。

害獣は立ち尽くしたまま、視線は箱罠に釘付けです!
0240名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 12:01:51.73ID:uTMbBz8W
>>239
仕掛けに使用した餌はカリカリです。
いつも通り、捕獲器の一番奥に仕込んであります。
トッピングには粉末のまたたびを散らしました。
容赦はしません。
確実に一発でキメられるように、思いつく限りの準備は全て尽くしてあります。
やはり一撃で捕えるのが一番気持ちいいですしね。


固定シンボルは明らかに箱の中の餌に気づいています。
興味を示し、近づいて調べたいけれど、周囲を警戒しているといった様子に見えます。

視線は箱の方へ向けたまま、再びおすわりの姿勢に戻りました。

なかなか歩み寄ろうとはしません。
しかしその場を離れようともしません。

これは我慢対決でしょうか。
望むところです。このあとは夜が更けていくだけ。
人の気配は無くなる一方ですから、2時間でも3時間でも待ってやりますよ。
なんせ夜風が気持ちいいのです。
可能な限り屋外で過ごしたい、なんなら屋外で眠りたいと思うほど、外の空気が気持ちいいのです。

固定シンボルも心なしか、くつろいでいるように見えます。
夜風を浴びながら、死と隣り合わせの状況で、のんびりとしています。

とてもいい夜です。
そして固定シンボルは、今、目の前に迫った二択の選択肢のどちらを取るかで生きるか死ぬかが決まります☆

餌を食うか、やめるか。


結果的にどうやら固定シンボルは、この気持ちのいい夜を命日にすると心に決めたようです☆

急に立ち上がったかと思うと、一直線で箱罠に向かって駆け寄ってきました。
そして足早に箱の中へ駆け込み、試合終了です!

その間、3秒もないくらいでしたw
いきなり立ち上がったかと思うと、ロケットのように箱の中へ突っ込んでいったのですw
迷いは感じられませんでした。急に「今ならイケる」とでも思ったのでしょうかww


私の箱罠は害獣が内部へ足を踏み入れた瞬間にアウトです。
通常の捕獲器は、だいたい害獣が奥の餌まで辿りついたくらいのタイミングで戸が落ちますが、
私のマシンは踏み板が3歩も4歩も手前まで伸びています。
固定シンボルは一瞬にして私の所有物となりました。


箱の中で唖然としている様子が伝わりますw
戸が落ちた瞬間、硬直したように身動きを止めたようです。

パニクって暴れていないだけ賢いタイプと言ってあげましょうか、
でもどうせ私が悠々と歩み寄ったら暴れることでしょう。
もうどこにも逃げ場はありません☆
0241名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 12:08:54.98ID:uTMbBz8W
>>240
さあ固定シンボルに挨拶をしなければいけません。
私はすぐに箱の元へ駆け寄りました。

ガシャン!!!
シャアー!!
フシャアアー!!!

固定シンボルは閉ざされた箱の出口に一度大きな体当たりをしたあと、こちらに向かってシャアーなどと言っています。
なるほどそれが害獣の挨拶ですか!
私は人間です。害獣の挨拶をされても気に入りません!

相手は害獣ですから、害獣に向けた挨拶として、箱の外から思いきり蹴り飛ばしてみました。

ガシャーーーン!!!!⭐︎

あまりの威力に固定シンボルはパニクっていますw
0242名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 12:31:04.53ID:uTMbBz8W
>>241
害獣の意思など私の知ったことではありません。
この害獣はすでに私の所有物ですから、私の意思が全てを決めるのです☆

捕獲器の取手を掴み、害獣を車のトランクへ積み込みました。

と、おや???

車内灯でgatoの全貌がよく見えた時、初めて気づいたことがありました。

こいつ、ピンク色の首輪をつけていますね。

おやおや、そういうことですか。いろいろと頷けることがあります。
いつも同じ時間に、同じ場所にいたということは、
どうやらこの時間帯と場所が毎日のお出掛けパターンだということですね。

河川敷のすぐ近くには民家が数軒だけありました。
おそらくこのうちのどこかの民家から夜な夜な抜け出し、
身勝手に深夜徘徊を繰り返していたのでしょう。

あれまあ、家の中にいれば幸せに暮らせたかもしれないのに!
勝手なことをするからもう二度と帰れなくなっちゃったね☆

名前を変更します。
今からコイツは「ピンクの首輪」です。

まもなくビクティム鉄道 地獄ゆきが発車しますよ☆
今夜の乗客は一名ですね!

ホームのベルが鳴ったようです。では出発進行☆ ブォォォン☆
0243名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 12:44:27.00ID:uTMbBz8W
>>242
客を乗せた列車を走らせること約5分。
最初で最後の駅に到着です。

列車は小川に架かる橋を渡った先の路肩に停車しました。
さあ終点ですよ。お客さん、何してるんですか、早く降りてください。
降りやがれ。

たった一人だけのために列車を走らせなければならないのですから、車掌の対応は乱暴です。
害獣入りの貨物を外に放り投げました。

ガシャーーーン!!

落下した貨物は丈夫ですからビクともしません。
中身のことは知りません。

ここは私称、聖域と呼ばれる場所です。
この小川に架かる橋の下には石段をつたって降りられるようになっています。
橋の下には足場があり、足元には水深80cmくらいのちょうどいい深さの水流があります。

私が素足で入るとだいたい腿(もも)の辺りの深さです。

今夜はここに害獣を沈めてあげます。
箱を引っ提げて川辺まで降りてきました。

ピンクの首輪は暴れています。
これから何が起こるか悟っているのでしょうか。
それとも単に水が嫌いなのでしょうか。

まぁどっちでもよいのです。
さあ沈め☆

ジャブン!ブクブク・・・・・
0244名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 13:00:11.63ID:uTMbBz8W
>>243
暗いので足元の様子は見えません。
しかし、水中でものすごい振動が起きています。
ガツンガツンと箱がのたうち回っています。
ピンクの首輪はとてつもない勢いで暴れているようです。

周囲は真っ暗なので、当然ライトは持っています。

水中を照らしてみました。

すると、なんということでしょう・・!

ピンクの首輪が体を捻り出すように捕獲器の落ちた扉部分をこじ開け、首から上までが外に出ているのです。

もちろん箱は川底に沈んでいるので害獣も水の中なのですが、
後一歩で力ずくで箱から出ようとしているところでした。

やはり飼育gatoは体力があるということなのでしょうか。
これまでの駆除経験を総ざらいしてみると確かにいろいろ心当たりがあります。

普通なら野良gatitoを思いきり壁にぶつけたら一発コイコイのち虹橋なのに、
首輪gatitoに同じことをした時には3回ぶつけないと橋を渡らなかった、なんてことがありました。

それだけ普段から贅沢な食事を摂り、生命力をつけているということですね。
水中での暴れ方を見ても、野良gatoとは段違いのパワーでした。

しかしピンクの首輪の努力は虚しく、
ピンクの首輪の首からはピンクの首輪だけが外れてゆらゆらと水面に浮いてきました。

そしてピンクの首輪を失ったピンクの首輪(本体)は、その首を捕獲器の戸で挟んだまま、ゴフッ!!と汚い吐瀉物を吐いて虹の橋を渡りました。
残念無念!さようなら☆
0245名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 13:16:19.39ID:uTMbBz8W
>>244
私はピンク首輪(首輪)と箱罠だけを回収し、ピンクの首輪(本体)は川底に沈めたまま、家に帰ることにしました。
あー、今夜もメシがうまいぞ・・

なんとなく、お外で害獣を始末した夜は、カツ丼か、どん兵衛を食べることが多いです。
害獣を始末した後に食べると、これがまたウマいのです☆

駆除活動にはそれなりに気力・体力を使いますからね。
エネルギーが体中に染み渡ります。

家に戻り、箱罠を掃除して片付けてから、回収してきたピンクの首輪をゴミ箱に捨てました。

今夜の食事はどん兵衛と卵かけご飯です。
その日の活動の良かった点、改善点などを振り返りながら、
今夜も勝利したという達成感を噛み締めて食べる夜食は格別です。

美味しい勝利メシをいただいた後はシャワーを浴び、さっぱりした体に牛乳を一杯飲んでから気持ちよく眠りにつきました。
0246名無しさん@ピンキー2024/04/17(水) 13:32:53.72ID:uTMbBz8W
>>245
そして後日、面白いことがありました。

私は某サイトにて、「迷子猫 ◯◯町 ピンクの首輪」というワードで検索をかけたのです。
すると、まんまと例のピンクの首輪の顔写真と迷子情報が書き込まれているではありませんかww

掲示板にはこう書かれておりました。



“ 家で台所の戸を開けた時に脱走してしまいました。
首輪は取れているかもしれません。場所は◯◯川沿いの◯◯公園の近くです。
もし見かけた方は、なんでもいいので情報をお願いします ”



ああ、そうですか。
私、見かけましたよ☆ 今どこにいるのかも知っています☆
おそらくですが、私だけが、この猫ちゃんの居場所を知っています☆

私は返事を書き込みたい気持ちでいっぱいでしたが、空気を読んで返事はしないことにしましたw

返信欄にはすでに2件ほど書き込みがあり、
・◯◯公園でしたらすぐ近くです!時間のある時に探します!
・首輪があるならきっと見つかりますよ!早く見つかるといいですね

と、こう書かれていました。

それにしても嘘はいけませんね〜。
「戸を開けたら脱走してしまいました」この部分は絶対に嘘でしょう☆

やはり外飼いと書いてしまったら猫が行方不明になってもそれは自分の落ち度だから、ちゃっかり脱走というワードを選んだんでしょうね。
猫ちゃんは誤ってこの世から脱走してしまったようです☆

今ごろは綺麗なお星様になっていると思いますよ☆



ということで今回のお話は以上です。

世の中の外飼いの皆さまへ

猫ちゃんがこの世から脱走してしまわないように、くれぐれも気を付けて飼育しましょう☆



おしまい
レスを投稿する


ニューススポーツなんでも実況