「バレバレだなぁって思ってたもん…」「・・・。」
「お金関係ない、って言われちゃったし…」「言ったっけ?」

俺は白々しい態度でさっき自分が質問した内容を反芻してた。(>>218
マドカ自らその話題に立ち返る以上は、もう覚悟が出来ていたのだろう。

「こうやって見直すと…私って…ほんとダメなコだなぁ…w」「www」
マドカは顧客管理ノートを手元に引き寄せ、ジッと見入った。
そのページに『3↑』と『5↑』という記号があるのを俺も確認。
3万円と5万円で彼女が本番を了承したという紛れもない証拠である。

「ヒロシ怒らないの?」「全然。怒られる理由あるの?」
「だって私…この頃にはもう…本番する理由ないよ…」「(ノ∀`)アチャーwww」

とうとう言っちゃったよこのヒト、って。
俺はその程度にしか感じなかったし、逆にスッキリした気がする。