誰もが興味をもっているけれども、あまり話題にされないことのひとつとして自分の性器の話題がある――。
同性同士でも、なかなか自分のイチモツやヴァギナの話をする機会はないだろうし、ましては異性間においては自分のセックスパートナー以外と話をすることはまずないだろう。
下手をすればセクハラとして問題にされることさえ考えられる。

女性器はネット上のポルノが氾濫している現在、その気になればいくらでもその画像を見ることは簡単だが、男性器つまりペニスに関しては、女性器とくらべると圧倒的に情報が少ない。
もちろんゲイポルノなど、特定のポルノサイトには、それこそ写真が氾濫しているだろうが、ポルノでもなく医療でもない、ありのままのペニスの情報は、意外と少ない。

その、ありのままのペニスに興味をもった女性カメラマンが撮影した100人のペニスについてイギリスのタブロイド紙「Metoro」オンライン版にレポートされている。
カメラマンの名前はローラ・ドズワース。彼女は人種や年齢などのさまざまなバラエティに富む100人のペニスを撮影し、ペニスから「男らしさ」についての考察をするというプロジェクトに取り組んだ。
このプロジェクトのおよそ2年前に彼女は100人分のおっぱいを撮影することで、おっぱいから「女らしさ」についての考察するプロジェクトを終え、その延長線としてこのペニスのプロジェクトに挑んだということになる。

今、プロジェクトを終えての彼女からの言葉には、「男らしさ」についていろいろと考えさせられるモノがある。
彼女の言葉を借りれば、撮影のプロセス自体はそれほど厄介なモノではなかったとのこと。

実際に困難であったのは、ペニスを誇張することなく、男性の身体そのものと男らしさについての議論にあったという。
もちろん、100人もの男のペニスの撮影ともなれば、なかには女性カメラマンに対して撮影中に自分の一物を誇張するような行動に出る男もいれば、逆に妙に恥ずかしがる男もいたとのことであるが、一様に男性の象徴でもあるペニス、それも自分のペニスについてはなんらかのコンプレックスやプレッシャーを感じているということであった。
とくに若い時にそういう感覚をもち、不安と不満があることを再確認できたのは、このプロジェクトのひとつの到達点でもあると、彼女は言っている。女性が自分のプロポーションに悩まされるのと同様に、男性も自分のペニスのサイズやそのパフォーマンスに不安を持っているということなのである。

http://tocana.jp/images/100penises2.JPG
 「Metoro」の記事より

撮影されたペニスの持ち主とのありのままの議論のなかには、ペニスのもつ男の象徴の意味を再考させられるようなエピソードも少なくはない。
例えばある男性は、2度の精巣癌の患ったという経験をもっている。彼が最初の精巣癌の告知を受け、男性機能喪失を知った日に、自分の母親がもう治療できないほど進んでしまった癌を患っていたことを知ったという話である。
その男性が、その時何を感じ、考え、悩んだかははかりしれないものあり、彼へのインタビューは涙なしには終えられなかったと彼女は言う。

http://tocana.jp/images/pennis616.jpg
もう少し拡大…

また、彼女がもっとも感動したインタビューは、裕福で魅力的で、そしていわゆる「男らしい」人生を送ってきた認知症を患う92歳の男性が、実はインターセクショナル・フェミニストであると告白したことであったという。

書籍としては、現時点で日本語翻訳版は出版されてはいないが、ペニスをさらけ出してこそ話せる「男らしさ」の追求は、なかなか興味深い。
ネット通販では、日本でも本は買えるようなので、興味ある方は「Manhood: The Bare Reality」で検索してはどうだろうか。

以下ソース
http://tocana.jp/2017/06/post_13553_entry.html

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