直訳すると「千葉時代」を意味するラテン語「チバニアン(Chibanian)」が、突如として世界的注目を集め始めた。
地質年代の基準地として、地球のN極とS極が最後に逆転した「地磁気逆転(ポールシフト)」の痕跡を示す約77万年前の地層が、千葉県市原市にある。
これが、77万年〜12万6000年前(中期更新世)を代表する地層として認められ、今後は中期更新世が「チバニアン」と命名される可能性が高まっているのだ。

実現すれば、地質年代に初めて日本の地名が登場することになる。
しかし、それで喜んでばかりもいられない。次にポールシフトが起きる時、地球はどんな異変に襲われるのか、最悪の事態を考えてみることにしたい。

今回の「チバニアン」フィーバーは、茨城大学と国立極地研究所などが今年6月、千葉県市原市の養老川沿いにある約77万年前の地層「千葉セクション」に、地球の磁場が逆転していた痕跡を見つけたことに始まる。

地球は全体が1つの磁石にも喩えられ、北極の近くにS極、南極の近くにN極がある。そして、地球の歴史を通じてS極とN極の逆転現象がたびたび起きてきた。
この地磁気逆転は、過去360万年の間に11回起きたと考えられているが、最後の逆転が起きたことを示す地層が、市原市にあるというわけだ。
今後、国際標準地に決まるためには、2つの委員会と国際地質科学連合の理事会での決定が必要で、最終的な結果が出るのは来年となる見込みだ。

さて、オカルトに造詣の深いトカナ読者にとって「ポールシフト」はお馴染みの言葉だろう。
しかし、オカルトや疑似科学の分野で言われる「ポールシフト」は、地球の自転軸が“傾く”ことであり、地磁気逆転とは異なるものであるため混同に注意していただきたい。
2004年12月26日にインドネシアで発生したスマトラ島沖地震では、自転軸が約2cm移動したという説もあるが、オカルト的文脈に従えば、これも広義のポールシフトといえる。

地磁気研究の歴史は古く、1600年に英国の物理学者ウイリアム・ギルバートが「地球は一つの磁石である」と主張。19世紀にはドイツの物理学者カール・フリードリヒ・ガウスも偉大な功績を残した。

実は、それでもつい100年ほど前まで、地球の地磁気が逆転するなど科学界では“トンデモ扱い”されてきた経緯がある。
しかし1926年、京都帝国大学(現・京都大学)教授の物理学者・松山基範(もとのり)が、兵庫県の玄武洞の岩石が地磁気と逆向きに磁化されていることを発見し、その後、地磁気逆転の可能性を示す論文を発表。
もちろん当時は常識はずれの仮説であり、科学界から大バッシングを受けたが、やがて地磁気逆転が事実であることが証明され、彼は世界の地磁気研究史に名を残すこととなった。
過去に起きた地磁気逆転のうち、約500万〜400万年前の逆転期が「ギルバート」、258万〜78万年前の逆転期が「マツヤマ」と名づけられたのは、地磁気研究の先覚者2人を称えたものだ。

では、オカルト的文脈における「ポールシフト」ではなく、77万年前にあったような「地磁気逆転」が再度起きると、地球にどのような影響が生じるのだろうか?
実は、地磁気逆転自体、なぜ発生するのかメカニズムがわかっていない。そのため、具体的にどのようなことが起きるのか推測に頼らざるを得ないが、以下のような現象が起きるといわれている。

続く

以下ソース
http://tocana.jp/2017/11/post_15158_entry.html

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