『家、ついて行ってイイですか?』は、ガチらしい。駅前で行き交う人に声をかけ、「タクシー代を出しますので、家ついて行っていいですか?」と交渉。もちろん、OKが出ることは稀だ。1カ月にのべ200〜300班がロケを行うも、7割は空振りとのこと。
ついて行けたとしても、撮れ高を稼げるかはわからない。印象的なエピソードを引き出せないばかりか、泥酔しているためトークが成立しないことさえあるという。

今、「撮れ高」といったが、番組は市井の人たちの“秘話”を切り取ろうとはしていない。家で待つ奥さんの鬼嫁っぷりやラブラブっぷりを、赤の他人(視聴者)が垣間見る。平凡で普通の人による飾りっ気のない生活だが、そのリアルは滅多に見ることができないもの。
同番組の高橋弘樹プロデューサーは、この手法を「『半径10m以内』、そして『偶然』のドキュメンタリー」だと定義している。

2月26日深夜に放送された『家、ついて行ってイイですか?(明け方)』が、すごい人の家にお邪魔した。
カフェのアルバイト帰りだという女性「もり」さんは実家住まい。日本語が上手ではないと告白する彼女は、父親が外交官で、幼少期から各国を転々としていた。そして、サラッと打ち明ける。

「お父さんが亡くなってしまって。もうすぐ5年くらいです。自殺したんですけど」

到着すると、部屋の奥からお母さんが出てきた。それにしても、室内は散らかり放題だ。ご主人が亡くなって生活がガラッと変わり、こんな状態になった。生前のご主人は参事官としてロシアで日露間の政治的案件を扱い、特に北方領土問題では強い信念を持って交渉に当たっていた。

「日本として北方領土四島同時返還は主人の夢でした」

リビングに飾られてあるメダルに「MOSSAD」と記されてある。イスラエル諜報特務庁で、世界最強とも言われる同国のスパイ組織のことだ。その実力はアメリカのCIAに並ぶとも評されている。

「その時に知り合った情報官から、もらったんじゃないでしょうか」

亡くなった時期、ご主人は外務省から内閣情報調査室へ出向中だった。MOSSADの情報官と知り合う機会があっても不思議はない。
ちなみに「内閣情報調査室」とは、テロやミサイルに関する機密情報を総理に直接報告する機関のこと。俗に「日本版CIA」といわれることもある。出向してから、ご主人は家族に仕事の話を一切しなくなった。

自殺したご主人が発見されたのは、2013年4月1日。さまざまなメディアがこのことを報じており、ある記事は「鈴木宗男氏と国後島に訪れた際、鈴木氏に殴られたとして揉めたことがある」と、ご主人のエピソードを紹介している。
だが、外務省は詳細を明らかにしなかった。死の原因は業務に関わることなのか、個人的理由なのか…?

「仕事柄、暗殺とかあってもおかしくないような立場にあったと思いますけど…」
「何があの時あったのか、それは私も知りたい」

機密情報を扱っているため、家族にも仕事の話をしなかったご主人。事情を知る由もない家族は、置いてけぼりを食った格好だ。

「正直なところ、私にとっては、暗殺であった方がまだ気が楽だった気が……。でも、自死だったと私は思いますね。他殺であった方が、気持ち的には楽です。何があったか本当にわからないんですけど、私は。本当の原因がどこにあるかわからないです。なんか、ずっと夢を見ているみたいで」

続く

以下ソース
http://www.cyzo.com/2018/03/post_153034_entry.html

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