事故物件に住み続ける芸人・松原タニシが綴る事故物件における事故物件ならではの“なんでもなくない日々”

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今回は2軒目の事故物件を紹介します

事故物件に住んで本当に怖い事とは何か?事故物件の恐怖は幽霊や怪奇現象だけとは限らない。
番組の企画で大阪の某事故物件マンションに入居した僕は、結局契約更新までの1年間、そこに住み続けた。1軒目での体験は前回の記事に記した通りである。
1年間の事故物件生活で分かったことは、「住めなくはない」ということ。いろいろあったけど、僕には住める。幽霊が、事故物件が、僕の命を奪うことはないというのが分かった。

さて、じゃあこの先どうしよう?僕は次の住まいも事故物件を選んだ。番組の企画は一旦終わっているので、元の生活に戻る事はできたのだが、「事故物件に住む芸人」というせっかく手に入れた個性、このまま終わらせては勿体ないと思ったからだ。
あと、他の事故物件ではどんな体験ができるのか、単純に知りたくなった。ドラゴンボールの孫悟空が自分より強い敵を見ると「オラぁ、ワクワクすんぞ」と言ってしまうような感覚だ。若干、恐怖に対して麻痺していたかもしれない。

今回は物件を自ら探しに行った。たまたま入った町の不動産屋で「事故物件ありませんか?」と単刀直入に尋ねた。最初は怪訝な顔をされたが、「こいつ本気だ」という熱意が伝わったのか、思い当たる物件を手配してくれた。

提示された物件は3つあった。

・2DK 2万6000円
・2DK 2万7000円
・3LDK 4万3000円

どれも安い。破格。僕はそれぞれ何があった部屋なのかを尋ねた。すると、「2文字でしか答えられませんが…」担当者はそう言って、2万6000円の物件が「殺人」、2万7000円の物件が「自殺」、4万3000円の物件が「病死」であることを教えてくれた。
「あ、漢字で2文字なんだ」と思いながらも、僕は立地と安さとレア度から「2DK、2万6000円の殺人」を選んだ。
契約は物件ごとに若干やり方が変わる。今回の契約では前回にはなかった「同意書」があった。同意書にはこう書かれている。

「私は、上記住宅が特別募集住宅(殺人)であることを承知し、以下の入居予定者全員の同意を得られたことを認めます」

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こちらが件の同意書

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部屋は広々としていて一見快適だった

僕の2軒目の事故物件は2DKという部屋の広さから、後輩芸人の「ゆんぼだんぷ」カシューナッツとの共同生活をすることにした。家賃2万6000円を2人で割れば、ひとり1万3000円。収入の少ない若手芸人にとっては非常にありがたい話だ。
内装も、建物自体の古さは感じられるものの、壁もフローリングも普通に綺麗。ただ、畳が気になった。玄関があってダイニングキッチンがあって、奥に四畳半の和室、その隣に六畳の和室がある造りなのだが、六畳和室の畳が1枚だけおかしい。1枚だけ、新しいのだ。
違和感は、確かめずにはいられない。僕はドライバーを用いて畳をめくった。

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この塊は…

血痕があった。

さらに、妙なのは畳だけではなかった。浴室の鏡がない。鏡があったであろうところに、なぜかピンクのペンキが塗りたくられている。さらにその下に洗面台があるのだが、どうも水捌けが悪い。割り箸を排水口に突っ込むと、白髪の混じった人毛がゴソっと出てきた。その人毛をカメラで撮影しようとすると、カメラは壊れてしまった。

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ガチガチに鏡が塗りつぶされています

ほかにも、帰ってきたら閉めたはずの襖が開いている、トイレに入っていたら玄関のドアノブをガチャガチャされる、郵便物がたびたびなくなるなど、奇妙な現象は続く。ただ、部屋を定点撮影してもオーブ(丸い発光体)は1軒目の事故物件ほどは映らなかった。

続く

以下ソース
http://tocana.jp/2018/04/post_15975_entry.html

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