【胸キュン】奇跡の血量 桃尻btk【きゅん】 [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001私とMASARU 転載ダメ©bbspink.com(5段) (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 03:15:47.78ID:CvIIpP8C0

このスレはワッチョイです。
次レスを立てるときは一行目に「!extend:checked:vvvvv:1000:512」を入れて下さい

書き手も読み手も、「桃尻 btk きゅん」 な きゅぅぅぅん、きゅぅぅぅん精神でエロ優雅に楽しみましょう
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0002名前はまだにゃい (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 03:16:44.23ID:8uEvgMrw0
・自由にSSを作る、妄想スレです
・エロ目的ですが、エロ無しでも可(長い話にしたい場合、話の展開部分もあるので)
・あくまでも書き込む妄想・フィクションです。ここに書かれたものは現実世界の事件とは無縁のものです
・かと言って、フィクションと称して現実の事件・エピソードの暴露、たれ込みをすることはもちろん厳禁です
・もちろん、書き込まれたSSについての感想、意見などは生のあなたのもので可ですが、SSから連想した類似の事件の感想・意見は控えてください

(お約束)
1 主役 または 準主役 または語り手に、20代前半の男を登場させること
2 主役・脇役を問わず、実在の人物名を入れるのは厳禁
3 前記1.の人物の画像・映像の貼り付けも厳禁(イラストも実在の人物に似すぎるものは不可)
4.前記1.の人物が特定できるような周辺の人物・事件・施設の固有名詞を入れる事も禁止
5.前記4.の画像・映像の貼り付けも禁止
要は、特定の人物を臭わせるようなRESは禁止

(お願い)
1.数人のSSが混じり合って読み手にストーリーがわかりにくくなるのを防ぐため、SSとしてRESする場合は、名前欄に題名を入れるなり、続けたい書き込みのRES番を>>で付けて、判別しやすくして下さい
2.からみは、♂♂、♂♀、♀♀、動物、植物、鉱物、両性具有等すべて可とします
0003私とMASARU (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 03:37:24.48ID:8uEvgMrw0
 つい最近のことだが、MASARUくんが若い男のエロスに目覚めた。MASARUくんは私の学生時代のサークル仲間で、今でもちょっとした腐れ縁から頻繁に顔を合わせる機会が多い。
 事は偶然、私とMASARUが一緒にTVでその男を見ていた時に起こった。先に言葉を発したのは私のほうで、「うわぁ、素敵!」とか何とか口走ったと思う。女の私が男にエロスを感じるのは別に何の不思議も無い。しかしMASARUが「俺、惚れたワ」と即座に返したのには少し驚いた。
 その若い男は、男心に男が惚れるといった任侠チックな惚れられ方をするタイプとは違うと思う。MASARUに、欲情なのか?欲情外なのか?と訊ねてみると、「100%欲情。いや...共感も少しあるかな」と少しテレながらも即時に答えた。
 その後、MASARUは会うたびにその欲情を増大させているようで、もう恋しているのでは無いかと思うほど病んできている。MASARUはその若い男の話をしたくてたまらないのだろう、私を見ると、同志現るとでもいうように目を輝かせ、私を食事だの居酒屋だのに誘っては、その男についての考察やら、仕入れた情報やらを延々と話し続ける。
0004名前はまだにゃい (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 03:41:03.04ID:8uEvgMrw0
 酔いがすすむほどにどんどんだらしなくなっていくMASARUをからかいたくなり、
「そうよねえ、あの綺麗なお手手で、ぽぽを弄られたいよねえ、MASARUさんたらこんなにコチンコチンになっちゃったよ・・なんて言われて、胸のあたりをさわっと軽く撫でられる。
その一撫でもう我慢できず、彼を凶暴に押し倒す。そして彼のワイシャツを音を立ててビリビリと引き裂き、ズボンのぼたんを引きちぎり、力ずくで裏返し、そして・・・・なんでしょ?嫌だねえ男って本音のところでは慎みも情緒も無いんだから....」と露骨な言葉で煽ってやる。
 MASARUはしばらく怖い顔をして黙っていたが、おもむろに口を開いた。
「・・どうも根本から誤解があるようだ。君は俺が、単純に「やる男」の側だけに感情移入してると思ってないか?違うんだ。半分はそうだが、もう半分は逆だ。だから困っているんだ」
 なんだと??と私は驚いた。MASARUは「彼」の側に感情移入をするのか?ではその「彼と同一化したMASARU」は、いったい誰に姦られているの?
「いや、単純に俺が彼を姦る。そして俺が感情移入するのは、俺に姦られてる彼だ」とMASARUは答える。
「それはまたずいぶんと複雑な意識操作だこと...」
「俺は姦りながら、姦られてもいる。つまり俺は彼と同一化してしまうんだ・・俺の半分で彼のようにエロい男になりたいと思っている俺が居るからかも知れない。だから彼の身体を借りて一つの心になってしまおうとする。
これはなんだろう?いわゆる雌に目覚めてしまったというのとも、これは少し違うだろ?」と、日頃自分は男性ホルモン多いほうだ自分は男らしいんだと語っていたMASARUはベソをかく。
0005私とMASARU (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 03:42:50.38ID:8uEvgMrw0
MASARUは、すぐに思い直して理屈をこねる。
「いや、これはさほど不思議な事でも無いな。例えば君が同じ状況に嵌まったと想像してみなさいよ。姦られる側の自分で想像すると恐らくダメだろうが、相手が男でも女でも良い、自分が姦る側のシチュエーションで想像すると....」とMASARUは言う。
 言われてみれば確かに....あり得るかも知れない。自分が理想のような女の子を犯すという立場なら、犯しながら、犯されてる自分の理想の女の子に感情移入するのはありかも知れない。
ところで相手が異性だとどうか?例の彼で妄想してみる。途中までは近い感じもするが、体の構造が違うという認識が、完全な感情移入を妨げそうだ、と思う。
0006名前はまだにゃい (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 03:58:15.17ID:8uEvgMrw0
「自分が加虐側、かつ相手は同性というシチュエーションでなら確かに私も可能かも知れないわね。良く言われる加虐は被虐だっていうのはそういうのの延長なのかしらね?相手に自分を同一化してる、というか結局自分1人で完結してるような性ね。
・・いやごちゃごちゃ面倒くさく考えるより、私はMASARUの妄想構造と一番近いと思うのは、ポルノを見るときの女の妄想構造だと思うな。男優にも感情移入しながら女優と同一化もしている。
 あと、彼についてならば、女は彼を普通に異性として見てもいるが、自分がなりたかった理想の自分として彼を見ている要素のほうが強いのかも知れないと思うことがあるわ。男でも無く、女でも無く、というか性別が曖昧な理想の自分ね。
自分が女性であることをあまり好きじゃ無い、って少女時代に思った女性は多いと思うのよ。子供時代のように、性別未分化の私でありたい。曖昧な私でありたい。あれだけ多く女性が彼に惹かれるのは、曖昧な理想の自分として彼を投影してるんじゃ無いかなと思ったりする。
 MASARUが彼との同一化幻想を持つよりも、女が彼との同一化幻想を持つことのほうが、ごく簡単な構造なのかも」
0007私とMASARU (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 04:04:05.21ID:8uEvgMrw0
 私は、MASARU妄想=ポルノを見る女論=「彼」の人気論・・を展開しようとしたが、MASARUは全く反応しない。
 MASARUは自分だけの妄想に没入して語り始めた。
「それにしても、彼が成人だということは俺にとって大いな救いだ」とMASARUは言う。
「少年時代の彼は実に可愛いんだよ。もしその頃の彼に出会っていたら....俺は真正のショタコンになっていたかも知れない。目に入れても痛くないという言葉があるが、口に入れても....と思うことは意外に少ない。しかし少年時代の彼はそうなんだ。バリバリと食ってしまいたくなる。
ああ危なかった、彼が成人した今で良かった。俺は犯罪者になるのを免れたんだ」とMASARUはため息をついた。
いや、その方面だとかえって危ないのではないかな?と私は思う。今の彼は実在する以上、あえて代用品を見つけようとは思わないだろう。しかし少年時代の彼はもう実在しない以上、彼そのものでは無く、彼を通して少年そのものの愛らしさに目覚めてしまったとしたら・・
救いどころでは無いでしょうに・・と思うが、言うと気の毒なので、それは黙っていた。
0008名前はまだにゃい (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 04:04:46.05ID:8uEvgMrw0
「それにしても、あれ以来、俺はとてもセンシュアルな人間になった。セクシュアじゃ無く、センシティブでも無く、センシュアル。わかる?今までバカにしていたセンチメンタルなものも、今では少しは理解できるようになった。人生が広がった。しかし切ない」
 あの「彼」が自分はセンシュアルな人間だと言うのなら納得もするが、MASARUがセンシュアルとは、と私は吹き出しそうになったが、これも黙っていた。

 本を読んでいても音楽を聴いていても、子供を連れて動物園に行っても、MASARUは「彼」の手を、「彼」の尻を感じることができるのだそうだ。「彼」はこの世界に遍在しているのだそうだ。
「ふーん、多神教の神みたいなものなのね」と言うと「いや違うな。神様だとか鬼だとかのあっち側では無くて、あくまでこっち側なんだ」とMASARUは言う。

 神話、民話にも、幼い頃に聞いた故郷の昔話にも「彼」は出てくるんだ。
 ・・・・・・たとえば・・・と、MASARUは語り始めた。
0009私とMASARU (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 04:21:39.86ID:8uEvgMrw0
>>3-8
ということで
「この世界に遍在する彼」を、1人でも多くの人に語り、騙っていただきたく、このスレを立てました

原始時代にも居たはずです 古代にも居たはずです 中世にも 近世にも 近代にも 現代にも
日本のどこかかも知れないし ユーラシア大陸 ヨーロッパ インカかも知れない 
ひょっとしたら人間では無いものに姿を変えているのかも知れません
 
(自分で、タイトル入れろとか >>つけろとかテンプレで言ったにもかかわらずわすれてしまったにゃあぎゃあ)
0010砂の岬1  Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 05:30:40.98ID:8uEvgMrw0
<砂の岬>

BGM:Wayne Shorter - Ponta de Areia from the Native Dancer album
https://www.youtube.com/watch?v=2iZ7id-lxXo


あにぃ23才  俺11才  春

 あにぃたちが帰ってきたぞ。全員元気で帰ってきてるぞ、と聞いて俺は砂の岬に走った。
 集落のほとんど全員が出迎えているのかもしれない。凄い人数が集まった。大勢の船乗りと、大勢の太鼓叩きが集まって太鼓をたたき、輪になって踊り、歓声をあげている。馬乗りたちは砂の上で輪乗りをしている。その先頭に、誇らしげに馬を操るあにぃが居た。
 輪の中央で太鼓叩きのトンが箱櫃を開け、たくさんの敵の首印をひとつひとつ出していく。太鼓叩き達が声を出して数える。1個.2個.3個....浮遊する血の臭いに皆が興奮している。いったいいくつ捕ってきたんだろう?とにかくすごいや。
 血の臭いと太鼓の音を嫌うのか、馬が時折立ち上がってひんひん嘶くが、馬乗りたちはすぐに馬を治める。
0011砂の岬2  Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 05:44:20.60ID:8uEvgMrw0
>>10
 春先とはいえ海からの日差しが眩しい。あにぃはひらりと華麗な身のこなしで馬から降りてきた。太陽が向こう側にあるので、あにぃの全身が黒い裸身のシルエットのように見える。
影絵のようなあにぃの横顔、腰布を着けていてもわかる、あにぃの小さいけれども引き締まったプリけつ。あにぃのプリけつは皆の人気だから、あにぃは砂の上をくるくる回ったりしながら腰を振っておどけ、皆を煽っては歓声を浴びている。
 全速力で走って息がきれた俺は、砂の上にうずくまり、水面で口をぱくぱくさせる魚のように、はぁはぁと口を開けたり閉じたりしながら、力限りにあにぃを呼ぶ。
「あにぃ...あにぃ....あにぃ...」
0012砂の岬3  Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 05:45:57.82ID:8uEvgMrw0
>>11
 呼吸が整わない俺の声は力弱かったのに、あにぃは俺に気付いてくれた。あにぃはこちらを向いて俺を指さすと、俺の真似をして口をぱくぱくさせて笑った。
綺麗な歯、あにぃの笑顔はほんとうに優しい。あにぃが元気で帰ってきて良かった、ほんとに良かった。俺は思わず泣き出してしまう。
 あにぃは人混みをかきわけ、俺のところに来てしゃがんだ。あにぃの体からは、ほんの少しだけ血の臭いがする。あにぃは指で俺の頬の涙をぬぐい、俺の頭を撫でながら耳打ちする。
「一番星が頭の上に昇ったら小屋に行く」
俺は、ほかの奴らにわからないよう、あにぃだけにわかるよう、小さく頷く。
 俺は嬉しくて嬉しくてもう卒倒してしまいそうだ。あにぃはすぐに皆の輪の中心に戻って行く。立ち去っていくあにぃの肩と背中がかっこいい。あにぃは出かける前よりかっこ良くなってるんじゃ無いか?そう思ったら、また涙が出た。
0015名前はまだにゃい (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 18:30:48.39ID:8uEvgMrw0
>>14 は実在の人物の画像が多数貼られているスレですが
このスレのSSの登場人物とは無縁な人物です

>>2
(お約束)
3.前記1.の人物の画像・映像の貼り付けも厳禁(イラストも実在の人物に似すぎるものは不可)
4.前記1.の人物が特定できるような周辺の人物・事件・施設の固有名詞を入れる事も禁止
5.前記4.の画像・映像の貼り付けも禁止
要は、特定の人物を臭わせるようなRESは禁止

でお願いしたとおりです
>>14の 写真、画像は間接ですがリンク先を見たときに このスレのSSの内容が写真の人物で
あるかのような誤解を与えかねないので 自粛していただけるようお願いします
0017名前はまだにゃい (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/15(金) 21:13:27.00ID:8uEvgMrw0
>>16
それは自分の書き込みに違いありませんが
話の流れでここにssのスレを立てると言っただけのことで
そちらのスレとここのSSの内容とは無関係なものです

このスレに実在の人物の実名を入れることは
実名の方にもご迷惑をかけると思いますので
どうかお控え下さるようどうぞお願いします

それよりもスッップ Sdbf-fBYYさんも美しい男性のssの書き込みなどして
pink板らしく楽しく優雅に遊びましょう!
0019名前はまだにゃい (スップ Sd3f-fBYY)2018/06/15(金) 22:19:02.34ID:64tOmOQsd
バレバレなのによう言うなぁ
羽生結弦をモデルにしたSSスレであることは下記のスレからの繋がりで明らかなのに

【討論】きゅんはゲイなのか?【エロ】
http://phoebe.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1527693546/
上のスレの1のレス
http://phoebe.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1527693546/1

【徹底討論】羽生結弦はゲイなのか??【エロおk】
http://phoebe.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1498589596/
0021砂の岬4 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/16(土) 01:58:40.24ID:gfSp7+zR0
 俺の集落には、神様と、子供と、馬乗りと馬と、船乗りと、太鼓叩きと、乳牛たちと赤ん坊が居て、それで全部だ。あにぃも俺も馬乗りだ。馬乗りは戦いに出る。だから馬乗りは集落のスターだ。
 その中でも特に馬に乗るのが上手くて、特に敵をやっつけるのが上手くて、特にカッコイイ馬乗りが、あにぃだ。
 俺はついこの間、子供から馬乗りになったばかりなので、まだ戦に出してもらえない。俺のぽから白いのが出るようになったら、俺は戦に連れて行ってもらえる。

 馬に乗るのが上手くない奴は船乗りになる。馬乗りと船乗りは年を取ると太鼓叩きになる。だから太鼓叩きは皆ジイ様だ。
0022砂の岬5 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/16(土) 02:01:09.86ID:gfSp7+zR0
>>21
 丘に上がった林の中に、真っ白い乳牛たちが住んでいるらしい。乳牛たちは俺たちと似た形をしているが、中身はずいぶん違うと聞いている。俺たちは肩布腰布を着けているが、乳牛たちは丸裸で暮らしている。
 あそこはちょっと異様な雰囲気の不思議な場所だ。もっと小さかった頃、子供たちはあそこで乳牛たちの乳を吸っていたらしい。つまり俺もあそこに居たはずなんだが、良く覚えていない。
 俺たちと乳牛たちとの接触は無い。乳牛は小屋に入っている時以外は鎖に繋がれていて、太鼓叩きたちが交代で世話をしている。
 たまに、あにぃくらいの年の馬乗りとか船乗りが太鼓叩きに連れられてあそこに入って行く時があるが、なぜ入って行くのかわからない。あにぃはたぶん行ったことは無いんじゃないかと思う。
 あにぃは乳牛が嫌いだ。近くまで行ったとき、あにぃを見た乳牛たちがぎゃーぎゃー鳴いて気味悪かったから嫌いになったと言っていた。
 俺は乳牛をそんなに嫌いでは無いと思う。前の戦いの時に、捕ってきた乳牛を太鼓叩きが丘のほうに連れて行くのをちらっと見たことがある。その時、綺麗だなと思ったし懐かしいような気もした。

 神様は何人か居て、だいじな事は神様が決めているらしい。俺の持論では、良い神様も悪い神様も居るんじゃないかと思う。ずいぶん昔に神様に愛されて集落から召されて神様になった人が居るらしい。その人はきっと良い神様になっていると思う。
0025砂の岬6 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/16(土) 03:20:19.30ID:gfSp7+zR0
>>22
一番星が地平線を昇り始める頃からもう俺は落ち着かない。あにぃに会う前に、体を綺麗にしておかなくちゃ。今日は特別の日なんだから。
洗っても洗っても洗い残しがあるような気がして、俺は何度も小屋と川を往復する。空から夕焼けの赤色が消え始め、闇に変わろうとしている。
人差し指くらいの長さの魚が浅瀬に取り残されているのを見つけ、素手で捕まえた。魚は俺の手の中でぷるぷるぴくぴくと動く。

あにぃは、魚みたいにぷるぷるぴくぴくするお前がかわいくてしかたないと言っていたっけ。俺はこんな感じなのかな、と思った。
0026砂の岬7 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/16(土) 03:26:53.22ID:gfSp7+zR0
>>25
月が出た頃、川から小屋に向かおうとした時、遠くに、今日捕らわれてきた乳牛一頭を太鼓叩きが連れて来るのが見えた。
なぜか乳牛は目隠しされて薄い衣を羽織っている。どこに連れて行くのだろう?と思って木の陰に隠れて覗いていると、あにぃが三人の太鼓叩きに連れられてやってきた。
太鼓叩きは、乳牛をあにぃのほうに押しやって何か言っている。太鼓叩き三人に腰を掴まれたあにぃは、嫌だよと大声で抗議している。あにぃはずいぶん怒っている。
乳牛を連れたほうの太鼓叩きが乳牛の目隠しを取り、衣をさっとはぎ取って、あにぃに「見ろ」と言う。
0027砂の岬8 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/16(土) 19:31:39.66ID:gfSp7+zR0
「未通の乳牛だぞ。こんな上玉はなかなか居ないって。こいつにお前が付けるのは、みんなのためなんだよ」
小刻みに震えながらずっと泣いていた真っ白の乳牛の肌が、綺麗なピンク色に染まる。あにぃは、「泣いてるのに・・・可哀想だ。嫌だ」と吐き捨てるように言う。
一人の太鼓叩きが、乳牛の股に指を素早く突っ込み、引き出した指をほれっ!と言ってあにぃの鼻先に突きつける。
「確かにさっきまで泣いてたが、お前を見たとたんにすっかりこれだぜ」
「これじゃあ付けないで返すほうがかえって可哀想ってもんだ」
「お前はいつもいつもこうだ。お前がたくさん付けないでどうする。このままだと俺たちに授けられたせっかくのお前の血統が全くの無駄になっちまう」
「たしかにお前のおかげで俺たちの陣地はここまで広がったし良い乳牛もたくさん捕れた。お前はほんとに良くやってる。だが戦いはもうほどほどで良い。これからはこっちの仕事に専念してくれたほうがみんなのためなんだ」

何と言われようが、あにぃは言う事を聞かない。太鼓叩きたちは諦めて乳牛を連れて戻っていった。
0028砂の岬9 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/17(日) 15:09:03.91ID:LJzw+9FP0
>>27
ようやく解放されて一人になったあにぃは、肩布・腰布を外し、すっかり丸裸で川に入って身体を洗いはじめた。約束を守ってくれてるんだ、あにぃは俺のために身体を綺麗にしてくれているんだな、と思う。
夕焼けの残照も消えかかり、あたりはもうすっかり夜の闇に包まれ始めている。あにぃはまったく日焼けをしていない。前の戦のときもそうだった。
春の月の柔らかな光が水浴びするあにぃの真っ白で柔らかい身体を照らす。それを見ていると、俺はなんだか変な気持ちになってくる。
このまま木陰に隠れて、あにぃが身体を洗い終わったらすっ裸で出て行って脅かしてやろうと思った。

あにぃが水をいじる音が、川のせせらぎに混じる。ヨタカの鳴く声が遠くで聞こえる。
月や、星や、月明かりでキラキラ光る川面、見慣れたちょっと間延びした春の夜の景色なのに、あにぃの身体がそこにあるだけで、ぐっと締まって美しく見える。
あにぃがあんなに白くて柔軟なのは、ほんとうは人間じゃ無くて、白蛇だからなんじゃないだろうか、とふと思った。前にトンが、白蛇を見ると縁起が良いのだが、自分はまだ見たことが無いと言っていたことを思い出した。

身体を洗うのに飽きて遊びたくなったのか、あにぃは泳ぎ始める。あにぃのプリけつが水面に浮いたり沈んだりする。
あにぃが水の中にぐっと沈み込んだとき、次にあにぃが水面に浮いて来る時は、白蛇に変わってしまうような気がして、俺は急に不安になった。
俺は、「あにぃ」と叫んで木陰から飛び出し、川に向かって突進した。
0029砂の岬10 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/17(日) 15:25:15.86ID:LJzw+9FP0
>>28
あにぃは、驚いて一瞬身構えたが、すぐに俺だとわかると、「おぅ」と声をあげて浅瀬まで来て、両腕を大きく拡げ、俺を受け止めて川に引きずり込んだ。あにぃは人間の姿のままでいた。
あにぃは水の中で俺を無言でぎゅっと抱きしめる。
戦の話をたくさん聞きたい、あれもこれも話したい、と思っていたのに、俺も「あにぃ、あにぃ」しか言葉が出てこない。
俺の背中をあにぃの手がめちゃくちゃに撫で回す。嬉しくて嬉しくて、俺は小さな子供のように小便を漏らしてしまいそうだ。

あにぃは俺の顔を両手で挟んで、じっと俺の顔を見つめる。
「俺が想い出したかった顔だ。戦に行く前にもっとちゃんと覚えておけばよかった」
あにぃは、髪の毛一本一本まで記憶しようとでもいうように俺の髪を指で梳き、俺に横を向かせて、俺の生え際から耳、顎、首筋と、軽く手を触れながら、触れたところをじっと見つめる。
「会わない間にお前はずいぶん大人っぽくなった。賢そうになった」とあにぃは言う。
俺は反対側を向かせられ、正面を向かせられ、軽く唇で触れられたりする。

俺も同じ事をしたくなって、
「俺はあにぃの横顔が思い出しにくて悔しかった。途中まで目に浮かぶんだけど、すぐに馬だの鷹だのに入れ替わってしまってた」と言う。
あにぃは「ああ」と微笑んで、すっと横を向いてくれた。
俺もあにぃの真似をして、あにぃの顔を指でなぞりながら鑑賞する。
あにぃの顔があんまり綺麗で、カッコよくて、触れることを禁じられているものに自分が今触っているような気がして、俺はそっとそっと触った。
それなのに俺は、触っているうちにだんだんと興奮してしまい、突然あにぃの唇にむしゃぶりついた。
あにぃはためらったが、一瞬の後、あにぃもやはり俺の唇に吸い付いて応えた。

水の中なのに、あにぃの身体がすごく熱い。
0030砂の岬11 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/17(日) 16:07:32.76ID:LJzw+9FP0
>>29
あにぃは思い直したように身体を離し、
「びっくりして俺のぽが立っちまったぞ」と笑い、「それより、お前の身体ももっと覚えておきたいんだ」と言う。
俺は川原の大きな石の上に置かれ、あにぃにゆっくり点検される。あにぃは片手で俺の両手首を掴んで上げ脇の下を眺め、片手で片脚を掴んで拡げて股の間を眺め、「まだつるつるだな」と笑ってそのままじっと眺めている。
あにぃにじっと見られていると、ぽがふやけて重くなってくる。息が上がり、しゃくり上げるような感じになって、俺は口をぱくぱくさせた。今、俺はきっとさっきの魚のようにぴくぴくぷるぷるしているんだろう、と思う。

「白いのは出るようになったのか?」とあにぃは訊ねる。
戦に出る前に、俺はあにぃから、ぽを大きくするのと、白いのを出す方法を教えてもらっていた。
お前をかわいいと思いすぎて変な気持ちになった時、こうやって白いのを出すと変な気持ちがおさまるんだ、と言って、あにぃは自分で自分のぽをしごいて、白いのを出してみせてくれた。
俺も真似して自分でやってみて、白いのは出なかったけれど、気持ちよくなってぴくぴくした後、気持ちがおさまるのがわかった。

「まだ出てこないよ」うわずった声で俺は答える。
「そうか。でももうすぐお前もびゅんびゅん飛ばすようになるから。そうしたら俺と一緒に戦に行けるようになる」とあにぃは言う。
0031砂の岬12 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/19(火) 15:56:28.04ID:pdL2+tVM0
>>30
あにぃは俺の手脚を離して、今度は遠くから俺を眺める。「かわいいぞ、かわいいぞ」と言う。
俺はよく、あにぃと瓜二つだ、今にお前もあんな風にかっこよくなるぞと言われる。
その度に、俺はあにぃほど綺麗でも無いしカッコ良くも無いのに、と思っていた。
あにぃに「かわいいかわいい」と言われると、俺のどこがそんなにかわいいのかな?
どこにいても光り輝くあにぃと違って、俺なんかどこにでも居るただの未熟なガキだろうに、
あにぃはどうしてそんなに食い入るように俺を見る?と思う。

石の上に仰向けに寝せられている俺のところに、あにぃが寄ってきた。
俺の手脚をたたんで卵型に丸め、横向きにして石の上に置く。
あにぃは、動けなくなった獲物をいたぶる獣のように、石の上に置いた俺のまわりをぐるぐる廻る。
あにぃを見上げると、さっきまで優しく整っていたあにぃの顔は、獲物を前にした獣のような歪んだ顔に変わっていた。
俺は少しだけ脅え、でも、あにぃは戦から帰ってきたばかりだから仕方無いんだ、と思った。
0032砂の岬13 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/20(水) 01:06:12.66ID:mBTGBgj90
>>31
 俺がそう思ったのにすぐ気付いたのか、あにぃは俺に訊ねてきた。
「俺は変な顔をしているか?・・変な顔した俺が怖いか?」
 変な顔してる。でも怖いとは思わない。と俺は答える。
「俺がもっと変な顔をしても、俺を嫌いにならないか?」とあにぃは訊ねる。
 嫌いになるもんか。なんでそんな事を聞く?と俺は答える。
「だってお前はまだ・・・・」
 あにぃは言いかけて途中で止める。

 白いのが出てこないから一人前じゃ無いと言いたかったんだろう、と思い、俺は本気で腹が立った。あにぃが戦に行ってから、俺がどんなにあにぃの事を想っていたか。
「俺はずっとあにぃを思っては、ぽをしごいて気持ちを静めていたんだ。さっきもあにぃが水浴びをするところを隠れて見てて変な気持ちになってたんだ。俺だって変な気持ちになる、もっと変な気持ちになりたいくらいだ」

 石の上に丸まったまま首だけを持ち上げ、大きな動物を威嚇する小動物のように、俺はあにぃに抗議した。
0033砂の岬14 Ponta de Areia (ワッチョイ 9f7a-2cV3)2018/06/20(水) 01:30:53.79ID:mBTGBgj90
>>32
 「わかった」
と言って、あにぃは俺を抱き上げ、二つ折りにして肩に乗せた。
 「もっとゆっくりお前を見ておきたかったのに、お前のせいで、ぽがまた硬くなっちまってダメだ。そろそろ小屋に帰ろう」とあにぃは言う。

 あにぃはそのまま俺の尻をぽんぽんと太鼓代わりに軽く叩き、あにぃの自作の変な「ウサギの歌」を口ずさみながら、小屋に向かって歩き出す。12/16拍子だ。
 ♪おまえは 狩られた 白ウサギ〜♪ 脚を たばねて 吊される〜♪
 だんたた・たんたた・ひゅんたた♪ だんたた・たんたた・ひゅんたた♪

 ウサギみたいに俺をぴょんぴょん跳ねさせたくて、あにぃは俺の股の間に手を入れて悪戯をする。俺が声をあげそうになると、「シーーッ誰か来る」と俺を脅して制止し、すぐまた悪戯を始め、「お前のぽもずいぶん膨れるようになったなあ」などと俺をからかう。
 声を出せないウサギは足をばたつかせ、狩人の尻をぴしゃぴしゃ叩いて暴れる。

 小屋に着く頃、尻を叩かれたウサギは、すっかり出来上がったやわらかい肉になっている。
0034名前はまだにゃい (ワッチョイ 4325-fJsd)2018/06/21(木) 01:50:15.34ID:Ojs689HP0
今までの作品で癒されてる。ありがとう。続き待ってる。茂美バイトの続き、あれば読みたい。他所で
書いてるなら、そこのヒント教えて。
0035砂の岬15 Ponta de Areia (ワッチョイ a37a-68WZ)2018/06/21(木) 02:26:51.13ID:TQY1CfK60
>>33
 小屋に入り、あにぃはさっきの歌のウサギのように、俺の四肢を持ってちょっと吊してみた後、床に置いた。

 「お前は本当に変わった」とあにぃは言う。「背もずいぶん伸びた、声だって変わった。ケツに筋もついた。力も強くなったし動きのキレも増した。顔も締まってきた」
 「あにぃが教えてくれた馬と戦いの稽古はトンに見てもらって毎日ちゃんとやってたよ。俺も自分で技を発明してみたよ・・・・ちょっと変かも知れないけど・・・・」
 あにぃと俺は、あにぃが成長するまでは集落一番の馬乗りだった太鼓叩きのトンに馬を習った。あにぃと俺だけでは無く、この集落で馬に向いていそうな子供は皆トンに馬を習う。
 あにぃと俺は年の離れた兄弟弟子のようなものだ。あにぃは、なぜか俺が小さい頃から俺を特別目に掛けてくれて、トンが教えてくれることの他にも、色々なことを俺に教えてくれた。
 あにぃが戦に出るときには、必ず俺に稽古の宿題をくれる。こなしにくく辛い宿題だけれど、あにぃが居ない気持ちの空洞を埋めるにはちょうど良い辛さだった。
 
 「ああ。お前の事だからそれは心配していなかった。俺たちは戦っていたが、お前も俺と同じくらい全身全霊だろうと思っていた。明日は一緒に馬に乗ろう。お前の発明した技を見せてもらおう」
 とあにぃは言う。
0036砂の岬16 Ponta de Areia (ワッチョイ a37a-68WZ)2018/06/21(木) 02:34:09.87ID:TQY1CfK60
>>35
 「お前の年齢は毎日すごく変わるんだ。朝と夜でも違っている。今のお前には同じ時が一瞬として無い。
 だから、お前の顔や身体を覚えていようとしても無駄なんだ、と、さっきわかった。季節の移り変わりともまた違う。季節なら次に来る季節が想像できる。
 いや、ほとんどの子は俺にとって季節の移り変わりのようなものなんだが、お前は特別だ。予想がつかない。だから俺は今のお前を味わうしか無い」
 独り言のように言って、あにぃは俺の口を吸う。

 「今のお前はいかにも不安定だ。頼りないふわふわした ひな なんだ。明日はすごく良いものになっているかも知れないし、ものすごく醜いものになっているのかも知れない、振れ幅は大きいんだよ、とお前の身体全体が語りかけてくる。
 「辛抱たまらんこの唇は今だけのもの。明日になったらまた違う唇がここにある」
 あにぃはまた独り言を言っては、俺の口を吸う。
0037名前はまだにゃい (ワッチョイ a37a-68WZ)2018/06/21(木) 03:15:33.38ID:TQY1CfK60
>>34
ああ、茂美w・・・・・続き書いてないです ってか創作物っぽいのはここだけです 
(ってかそんなにすらすら文章書けないほうなので) 

今回リアル茂美がずいぶん話題になってますね リアルの需要の高さにビックリw
自分はさっき別板の某200円おもちゃ画像で大笑いしてましたが
あれより茂美グッズのほうがコア需要あるかも知れないですねw

でタイムリーだったんだけど、自分が今書くのは..と思うので
他の人がどこかで書いてくれればと思うんですけどね
(TKさんとかああいうの得意そうだけどなあ or34さん書かないですか?)

ここワッチョイで書き込みにくいと思いますがRESつけてくれてありがとうです
ではではまた
0038砂の岬17 Ponta de Areia (ワッチョイ a37a-68WZ)2018/06/21(木) 03:55:24.47ID:TQY1CfK60
>>36
「もう一度お前をゆっくり見たいんだ」とあにぃが言う。

 あにぃは俺に、そこに立って、両腕を高く上げて脇の下を見せろ、そのまま腰を廻せ、顔は天井を向け、などと命令する。
 あにぃが、次々に色々な変な形を思いつくので、俺は次々と色々な変な格好をさせられる。
 開いた両脚の間からあにぃを見たり、片脚で立ってもう片脚を高く上げたり、胸をつき出して反ったり、腹ばいで腰を高く上げて尻をぐるぐる廻したり。

 「腹ばいで尻をまわす時は、もっとゆっくりゆっくり動かすんだぞ」
とあにぃは言う。
 自分でもすごく変な格好をしていると思っているのに、ゆっくりゆっくり尻を回すのはとても恥ずかしい。
 あんまり恥ずかしくて悲鳴をあげてしまったりするのに、何度も変な格好のやり直しをさせられる。
0039砂の岬18 Ponta de Areia (ワッチョイ a37a-68WZ)2018/06/21(木) 04:00:28.16ID:TQY1CfK60
>>38
 やり直しをしているうちに、あにぃに命令されてやっているのでは無く、好きで自分でやっているような気になってきた。
 俺はあにぃに自分の尻を見せつけたくなって、∞の字を描くように回転させたり、わざと脚を開いたり閉じたりしてみせる。そんなことをしていると、あにぃに甘えたくなってきて、おもわず鳴き声が「きゅん、きゅ〜ん」と口から漏れる。
 「いいぞ、それでいいんだ、かわいいぞ、かわいいぞ」とあにぃが言う。
 あにぃのぽが立ち、あにぃはまた飢えた獣のような顔をして、食い入るように俺の身体を見ていた。
0040砂の岬19 Ponta de Areia (ワッチョイ a37a-68WZ)2018/06/22(金) 23:50:25.52ID:76s2bVv60
>>39
 「俺も、お前にして見せてやる」とあにぃが言った。
 あにぃは、さっき俺に命令してさせたのとすっかり同じ格好を俺にして見せる。
 あにぃの身体と俺の身体は相似形の図形のようによく似ているから、まるでさっきの俺の格好を見せられているような気がして、思わず手で顔を蔽う。あにぃは、「ちゃんと見ろ」と言う。
 あにぃはどんどん興に乗って、その場で思いついた他の格好もして見せる。腰を左右にゆっくり振りながら髪をかき上げたり、腕で胸をさっと擦ったり、身体を大きく反らせて両手で片脚を掴んで上げたり、しゃがんだ片脚の上に上半身を亀のように覆い被せたり。
 あにぃの身体は俺と同じでクラゲのようにふにゃふにゃで柔らかい。長い手足がくねくねと蛇のように自在に曲がったり伸びたりする。素早く動くと、だらんと脱力させた腕が勢い余って身体にからみつく。
 あにぃの表情がさっきとはまた違う表情になっている。さっきと同じように歪んではいるのだが、傷ついた弱い動物のような表情。助けを呼んでいるのに声すらも出ないせつない動物の表情。
 それなのにあにぃはますます興に乗って、ますます隙だらけの姿を俺に晒す。まるで俺が襲いかかるのを誘うように。俺はあにぃにむしゃぶりつきたくなってくる。 俺は変だ。でもあにぃはもっと変だ。
0041砂の岬20 Ponta de Areia (ワッチョイ a37a-68WZ)2018/06/23(土) 00:39:27.32ID:2vUk3ddV0
>>40
 時折あにぃの尻の穴まで見えてしまう。あにぃはずっと無言で、狂ったように変な格好を俺に見せつけ、俺も無言でそれを凝視している。

 気がつけば、とても静かな夜だ、無音なんだ、と俺は思った。さっきから俺の荒い呼吸音だけが聞こえていた気がする。
 いや無音では無い。波打ち際に波が砕けては引いていく音が小屋の外で、ざーっ、ざーっと鳴っている。だから無音では無いが、小屋の中を支配しているのは沈黙だ。
 沈黙の中のあにぃと俺の熱狂は、はたから見る人が居たら、とても変に見えるだろうなと思う。あにぃと俺は、とても奇妙な時間を過ごしている、と思う。

 あにぃが仰向けに床に寝て、腰をあげてデカくなったぽを天井に突き出して腰を廻したとき、俺はとても興奮して、
 「あにぃ、すごく変な格好だ・・」と、長い沈黙を破った。
 普通に言ったつもりなのに、自分の声がうまく出ず、いやらしいような低い声、喉から絞り出すような声が出た。
 あにぃの身体がさっと朱に染まった。
 俺と同じなんだ。大人でもこんな格好を見られるのはやはり恥ずかしいんだ、と思った。それなのに、変な格好だなんて・・しかもあんな変な声で。

 「ごめんなさい、俺、変なこと言ってしまった」と言って俺は、あにぃに飛びついた。
 「いいんだ」とあにぃは我に返ったように言って、あにぃの身体の上に俺を覆い被せて俺をぎゅっと抱きしめた。
 あにぃは俺を抱きしめたまま、固まったように動かない。あにぃが少し震えている。
 「あにぃ・・どうしたの?」
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