AV男優・森林原人の性活相談

相談者:匿名・年齢不明・未婚

 付き合って3ヶ月の彼とのセックスについてです。彼は経験が少なく会うたび何か新しいことをしたいようで、コスプレ衣装やSMグッズを購入してきます。

 私のことをドMと思っており、喜ばそうとしてくれているのかも知れませんが、正直痛いのは苦手です。先日も乳首にクリップ をつけられて、痛いと伝えたのですが…。

 下の毛を剃りたがったり、おもちゃを入れて会いにこさせたり、正直疲れてきました。クローゼットにも手錠やら猿ぐつわやら、SMグッズが溜まってきて処分したいのですが、たまに画像を送るように指示してきたり…。

 私としては、ちょっとした言葉責め程度のいちゃいちゃした恋人同士の普通のセックスがしたいのですが、どう伝えたら上手くいくでしょうか。このままだと2人の関係すら疲れてしまいそうです。

森林の回答

 恋人とするセックスは、楽しみであって欲しいです。クリスマスや誕生日を楽しみにしているような気持ちになれるのが最高にいいです。付き合って3ヶ月の頃なんて、気心も知れてきていい具合に緊張もなくなって、最高にセックスが楽しみになる時期じゃないでしょうか。

 そんな時は、することでエネルギーが満ちて、生きていく活力になって、次のそれを楽しみに日常を過ごしていく、そんなセックスになれるはずです。それは、イケるイケないとか、発射回数が多いとか、一方だけ機嫌が良くなるとか、我慢することにも慣れてきました、なんていうセックスではありません。

 行為を、義務や課題に感じたり、することでどっと疲れたり、次を考え憂鬱になったりするようなセックスでは悲しいです。

 相手との関係性に関係なく、楽しいセックスのことを僕は“遊びのセックス”と呼んでいます。ここで言う“遊び”とは、どちらかがどちらかを消費したり利用し弄ぶ(もてあそぶ)ものとは違います。僕たちが子供の頃夢中になった、かくれんぼや鬼ごっこ、積み木遊び(最近だとブロック遊び?)のように、非生産的で、そこには目的がなく、ただただその行為自体が楽しいものとしての遊びと同じ意味です。

 僕たちは大人になるにつれ、物事に意味や価値を求めるように意識付けられていきます。

「そんなことする意味ある?」「無意味な時間を過ごしてしまった」「生きていく価値が僕に(私に)あるのだろうか」といったことを無意識に考える癖がついていきます。これを、概念思考と呼びます。物事や行為に意味や価値を見出し、概念として捉える思考方法です。

 これは、社会でコミュニケーションをとっていく上では非常に有効です。例えば赤という色があります。絵本などでトマトやリンゴ、ポストを並べて、これが赤なんだよと教わり、赤という色を認識するようになります。

 そして次第に、赤は血の色だとか、バラの色、女子トイレや上履きの色、止まれの信号の色という経験を経て、情熱、女性性、生命力、注意、派手、といった意味を紐付けていきます。こういった紐付けられた意味が共通認識としてある者同士は、イメージでコミュニケーションを取ることができます。真っ赤なネクタイをしてきた人に対しエネルギーを感じたり、赤い口紅やマニキュアを塗る相手に対し強い女性らしさを感じます。

 こういった意味付けや価値付けがセックスにも無意識のうちにされています。

 セックスの一般的な定義は、男性器を女性器に挿入する行為のことです。でもそこには、秘密、快楽、卑猥、支配、痛み、暴力、愛情、神聖、下品、贅沢、憧れ、幸福、金銭といった様々な意味や価値が紐付けられています。

 これらの意味や価値にとらわれず、ただただ行為に夢中になっていく“遊びのセックス”をすると概念から解放されます。そこにはSもMも、勝ち負けも、そういった類の立場的なものがなくなっています。その時、エゴは弱まっており、結果的に愛という瞬間的状態になれる可能性が高くなります。

続く

以下ソース
https://joshi-spa.jp/1032713

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