【メディア】ニュースの裏側を読む  「政府高官」「自民党幹部」… “匿名コメント”が多用される理由とは[07/18]
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0001逢いみての… ★2021/07/18(日) 22:51:22.73ID:CAP_USER
 連日繰り返される新型コロナや五輪関連のニュース。先の見通せない状況が続くなか、何が起きているかを理解するには関係者の「生の声」が欠かせないが、それらを伝える記事やニュースの中に、「政府高官」「自民党幹部」「政府関係者」といった匿名のコメントが多いことに気づく。

 たとえば産経ニュース(7月9日付)では、東京五輪の財政負担について、「政府高官」が〈無観客と決めたのは都なのに、なんで支払いだけは国なんだ〉と不満をぶちまけ、AERA dot.(7月11日付)では、酒の取引停止要請をめぐる西村康稔・経済再生担当相の発言について、「自民党幹部」が〈菅首相はとりあえず、西村氏に責任を押し付けて乗り切るつもりなのでしょう〉と解説する。

 私たちの暮らしに影響する重要なニュースに登場して、自説を展開する謎の「政府高官」や「自民党幹部」とは誰のことなのか。元テレビ朝日政治部記者で政治ジャーナリストの細川隆三氏が「必ずしも特定の人を指すわけではありませんが」と前置きして解説する。

「『政府高官』と言えば、昔は内閣官房長官や内閣官房副長官のことでしたが、いまは範囲が広くなり、総理に近い補佐官や省庁の幹部クラスを含むようになりました。たとえば外務省の事務次官は、本来は外務省首脳ですが、それでは誰が喋ったか特定されるので『政府高官』にする場合があります。

『自民党幹部』は通常、党4役(幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長)プラス参議院議員会長、参議院幹事長を指します。副幹事長を含むかは微妙ですが、報道機関によっては自民党幹部とするところもあります。また最近ほとんど使われない『政府筋』は、以前は内閣官房副長官を指すことが通例でした。官房副長官として7人の首相に仕えた石原信雄さんの発言は、『政府筋のコメント』として新聞の一面を飾ることがあったほど。さらに『官邸筋』は、内閣官房副長官補を指すケースがよくみられます」(細川氏・以下同)

 なぜ、わざわざ「隠語」のような言葉を用いて、発言者の実名を報じないのか。それは、これらの発言のほとんどが「オフレコ取材」によるものだからだ。

「こうした発言の多くは、政治家や官僚などが各社の記者とざっくばらんに質疑応答を行う『懇談会』や、出勤前や帰宅後の関係者宅を記者が回って話を聞く『夜討ち朝駆け』などのオフレコ取材で得られたものです。また最近はコロナで懇談会や夜討ち朝駆けが激減して、記者が携帯電話で直接関係者から話を聞くケースが増えています。

 オフレコ取材は発言者の名前を出すことができず、メディアは『政府高官』、『政府関係者』などから聞いた話として報じます。ただしオフレコのなかでも『完オフ』の場合は発言をすぐに報じてはダメで、時間が経ってから検証記事などで匿名の発言として報じることができます。さらに完オフのなかには内容を一切報じることができず、未来永劫内緒にしなければならないものもあります」

 オフレコ取材は原則としてメモや録音が許されず、終了後に記者が集まって互いの記憶を刷り合わせる「メモ合わせ」が行われる。時にはメモ合わせを主導するリーダー格の記者の記憶が間違っていて、発言のニュアンスが変わってしまうこともあるという。

 慣例としてオフレコ取材が続いているのは、政治家と報道陣の双方にメリットがあるからだ。

「政治家からすると、表立っては口にできない本音を言うことができる。『本音を言うから、俺の名前は出すな』ということです。また、『解散が近い』などの発言を記者に報じさせることで党内の引き締めを図ったり、野党を牽制したりする狙いもある。いわゆる観測気球として、永田町の動向を見るためにわざと記者に書かせることがあります。

 一方の記者からすると、発言者が匿名でも記事にできるし、政治家の本音を知ることもできます。暗黙の了解のもと、後々に検証記事を書けるというメリットもあります」

続く

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20210718_1676686.html

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0002逢いみての… ★2021/07/18(日) 22:51:32.94ID:CAP_USER
 テレビ局の場合、匿名コメントを重宝する別の理由もあるという。

「テレビのニュースで大事なのは絵柄です。昔は誰が喋ったかわからないコメントだと個人の映像が使用できず、映像としてつまらないから匿名のコメントを番組で使うことはほぼありませんでした。ところが1990年代になると報道番組の放送時間が長くなり、ひとつのニュースにかける時間も長くなりました。実際に私の入社時は30分だった夕方のニュースが1時間、1時間30分の番組になり、ひとつの話題にかける時間も1分だったのが2分、面白ければ3分と、どんどん伸びていきました。

 とくに2000年に小泉純一郎氏が首相になると政治が劇場化しました。その際、『ある自民党幹部によると?』『郵政民営化反対議員のひとりはこう言いました?』という関係者コメントをニュースのスパイスとして使うようになった。テレビでは、匿名のコメントがニュースを面白くわかりやすく伝えるエッセンスになったんです」

 そう振り返る細川氏は、「そもそも、テレビのニュースで最初に匿名コメントを使い始めたのは僕だと自負しています」と続ける。

「小泉政権時は政治記者として『報道ステーション』に出演して、MCの古舘伊知郎さんに永田町の内幕を聞かれるたび、『ある自民党幹部は?と語りました』と解説していました。ある時は、『自民党幹部は?、別の幹部は?。また別の幹部は?』と続けていたら最終的に幹部が7人になって、ある先輩から『多すぎる』と言われた(笑い)。当時は揺れ動く政治状況をわかりやすく伝えるためオフレコのコメントを多用していましたが、その流れが現在もテレビのニュースで続いています」 

 政治の動きをわかりやすく伝えられる一方で、匿名コメントは発言者の責任の所在が曖昧になり、事後の検証ができない危険性や、政治家の特定の意図によって世論がミスリードされる恐れがある。

 細川氏は「匿名コメントには弊害もあります」と指摘する。

「政府の高官や幹部と言われても誰が該当するかが幅広く、読者や視聴者はその人に本当に権限があるかどうかわかりません。とくにアドバルーン目的の場合は、記者がいいように利用されている面があります。匿名コメントが本当に真実を伝えているかどうか、記者は自問することが必要でしょう。政治をわかりやすく伝えられる反面、メディアが政治家に利用されることは避けるべきです」

 読者や視聴者の側も匿名コメントを鵜呑みにせず、その背景にある「狙い」にまで思いを巡らせることが求められそうだ。

●取材・文/池田道大(フリーライター)
0003夜更かしなピンクさん2021/07/18(日) 22:58:48.50ID:5905vIt2
フェイクニュース作り放題、やりたい放題にできるからね
0004夜更かしなピンクさん2021/07/18(日) 23:27:51.70ID:ould202H
朝日、毎日、共同の言うなんとか関係者は実在するか疑わしい
0005夜更かしなピンクさん2021/07/18(日) 23:48:49.95ID:5T3bivDf
元テレビ朝日政治部記者・細川隆三「そもそも、テレビのニュースで最初に匿名コメントを使い始めたのは僕だと自負しています」
小山田圭吾のいじめ自慢と同じ臭いがする。  
0006夜更かしなピンクさん2021/07/18(日) 23:55:40.30ID:XIO/y/DH
??「自民党に捜査が及ぶことはない」

漆間「一般論だ。そもそも言った記憶がない」
事実でした
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