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〈どこか危うい雰囲気がある女性を演じさせたら、右に出る者はいない〉

 そんな声があがる女優の1人が斉藤由貴(55)だろう。広瀬アリス(27)主演の連続ドラマ「恋マジ」こと「恋なんて、本気でやってどうするの?」(カンテレ・フジテレビ系=月曜夜10時)に、5月23日放送回から出演。松村北斗(26)演じる柊磨の母・真弓を“怪演”している。

 とあるリハビリ施設に入っていた真弓。23日放送回ではグループミーティングで周囲の人に感謝の言葉を述べていたのだが、直後に施設を飛び出し息子・柊磨のもとへ。30日放送の第6話では、感謝や殊勝な態度は上っ面だったことが判明。さらには、柊磨の恋人である純(広瀬)を何かと敵視するという展開に。

「柊真の背中越しに純をにらみつけるのですが、その目がとにかく怖かった。うるんだ大きな瞳がデビュー当時から有名だった斉藤さんですが、〈目力はいまだ健在!〉とうなったほどに印象的なシーンでした。何らかの理由で施設に入っていた女性で、息子を溺愛し、その恋人を妬む。そんな精神的に不安定な真弓役に斉藤さんがぴったりハマっていて、絶妙なキャスティングだなと」(テレビ誌ライター)

 斉藤といえば先日、長女で女優の水嶋凜(22)が現在放送中の朝ドラ「ちむどんどん」(NHK総合)に出演し、話題になったばかり。〈大きな目がお母さんにそっくり〉なんてコメントも多く、母娘が似ていることでも注目を集めている。

「22歳の娘さんに負けず劣らずの美貌を、50代の斉藤さんが保っているのは奇跡的。いや、むしろ『恋マジ』の第6話を見た際には、メイクやヘアスタイルの効果もあるんでしょうけど、『あれ? 何かまた奇麗になったんじゃ?』と感じてしまったほど。とにかく全身から色気がほとばしっているんですよね」と話すのは芸能ライターのエリザベス松本氏。

 斉藤は1990年代から、たびたびスキャンダルで世間を騒がせてきた。スキャンダルの直後は一時ドラマへの露出が少なくなることもあったが……。

「それも長く続かないのは、やはり役者として魅力があって、〈この役は斉藤さんに演じてほしい!〉と考える制作者が多いから。特に“女性の業”みたいなものを演じさせたら魅力さく裂。ねっとりとしたしゃべりと色気は、見る者をくぎづけにしますよね」(前出のエリザベス松本氏)

 また、ある芸能プロ社員からはこんな声も。

「娘の水島さんは透明感抜群ですが、お母さんのような毒気がない。斉藤さんはスキャンダルのたびに毒気をさらに増殖させ、代えのきかない女優になっていったところがあります。とはいえ、母娘で同じ系統の女優になる必要もないですし、水島さんは水島さんらしい役を演じればいいかなと」

 毒気と色気ムンムンの斉藤が、この先「恋マジ」をどんな風に引っかき回してくれるのか。図らずも斉藤は東宝カレンダーの6月を飾っている。1ケタ低迷の「恋マジ」の“カンフル剤”かもしれない。

以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/306073

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