お菓子ど真ん中21
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このスレ内で語られる内容は完全なフィクションです。
実在の個人及び団体とは一切関係ありません。 いいねぇ 面白い
なんとなくアベチバ→黒 ウエキュ→白のコントラスト
あ、チョコとケーキからのイメージかも 久しぶりの投下キタ!!
4人とも可愛すぎるぜちくしょー ゴディバって生のイチゴにチョコがけしてあるやつ売ってるよね
お返しはあれがいいと思うよアベくん メンタル板で人を嵌める事だけに専念する執念深い馬鹿キモい長い顔の安い肉臭い野郎が長い仕事も出来ない挨拶も出来ない発達障害でゴミゴキブリ長屋に住み着く還暦カップル長安は嫌われ者の崩だろうね 1人暮らし板でしつこく絡むネット犯罪者MOが一ヶ月の食費がたった一万の10円の野菜がどうのこうのとうるさいハゲキモい糸しじみ目豚ぶすじじい付きまとうな
1人で一ヶ月の食費が3万以上のuを執拗に嵌めるな 7月12日が、アベくんの倒れた日らしいって本スレで読んだよ
712→ナイフ ツアーでレッドアイやってくれた。
襟足掴んだまま左右にぷらぷらしながら歌っててスットコエロ過ぎたまらん ミ*`_ゝ´彡 あ、ありがと…
広島ライブの日のお墓参りはメンバー・スタッフで行ったのかな
皆でアベくんの話とかするんだろうか 今日の郡山すごい可愛かった…
ハルキも後半戦吠えまくってるし、きっとエロ可愛なチバさんに煽られてんだな。 赤シャツや柄シャツは色気ダダ漏れでエロすぎるから黒タックなんだな。
でも、黒タックでもエロさは抑えきれてない… 黒タックはフジケンとお揃いにしたいんでしょ
黒シャツだとあからさまだからタックにしてごまかしてるんでしょ
でもフジケン鈍感だから白シャツ着てきたりして、その思い通りにならない感も好きなんでしょ ペタんと八の字に座ってるチバさんに咥えさせてご奉仕させたい
んで、全部咥えられなくて涙ぐんでるチバさんをエラさんに虐めて欲しい。
ケンジくんとかハルキとかのも咥えさせたいけど二人はいじめなそう 「それでは皆さんお疲れ様でしたー!」
っていうガイチの声で宴もたけなわに解散する。
ハルキはタクシー、ケンジくんは代行でそれぞれ帰ってく。
さて、うちの大将はどうするのかね。
「チバさん、もう一件行きます?」
「あーいいやぁ、また今度な」
あら珍しい。でも、律儀にまた今度っていうあたりが優しいっつーか酒好きっつーか。
「キュウ帰んの? タクシー?」
「明日の夜からリハですからね。 乗ってく?」
「んー、乗ってく。」
久々に2人での帰宅。
ちょっと嬉しい。特に今日みたいなライブの後は。
「疲れたでしょ。起こしてやるから寝ちゃいな」
タクシーに乗り込むなりうつらうつらし始めたチバに声をかける。
「わりい、ちょっと寝る」
肩にかかる心地よい重み。
あー隣にチバがちゃんといるんだって実感する。
昔は俺がこうやって肩借りて寝てたな。
もう片方にコウジくんが寄りかかって重い筈なのに振り払いもしないで… 続きです
優しい奴なんだなってその時思った。
優しい奴だから、色々考えてパーティーを終わりにして…
その事に可哀想なくらい責任感じてたんだ。
でも、またパーティーは始まって。一緒に行こうって歌ってる。
COME TOGETHERって歌ってるの聞いて多分俺が一番嬉しかった。
チバが「また一緒にやろうぜ」って言ってくれたときと同じくらい。
まだコイツの後ろで細くても力強い背中見ながらバカスカ叩けるんだって。
やっぱりアンタの後ろで叩くのは特別なんだよ。
だからさ、お互いやれる所まで一緒に行こうな。
そんなことを考えながら、運転手さんに行き先変更を告げる。
チバの家じゃなくて俺の家に。
バンドは二人じゃできないからね。
なんだかんだチバの事が大好きな他のメンバーがリハが始まったら何かと構いたがる。
それまで、つかの間の独り占めだ。
俺の家まで後少し、お持ち帰りなんて久しぶりだな、なんて思いながらそっとチバの手を握る。 久々に覗いたら職人さんきてたー!
乙です!
このふたりはあったかくていいなあ ブリッツ終了〜。
くそったれでハンドマイク来ないかな?って思ってたけどなかった〜。
きっとハンドマイクだとフラフラどっか行っちゃって心配だから彼氏に止められたんだな。 ようつべに塩化ビニール地獄がアップされてる!29のチバかわいすぎる(´Д` ) 新曲のmvのメンバーの衣装は全部チバさんの…
どーしよ、ハルキとか「チバさんの匂いする」とかクンクンしてないかな アイノーのやつ?浜辺のやつ?
すまんまだ買ってないんだorz 野音終了!
髪の毛切ったちばさん可愛かった!
MCで「さっき飛行機飛んでたよ。それ見てたら間違えちゃった」(Baby you can で盛大に歌詞飛ばし)とか
「空が綺麗だね。 これが続くといいな(最後消え入りそうな声)」とかもう可愛くて綺麗で大変でした 彼とバンドを始めてから数年、彼が前のバンドを…俺を虜にしたバンドを終わらせてから、随分と時間が経った。
彼はもう、スーツ姿で唄うことはない。
あのヤクザみたいなスーツは、もう着ない。
彼だけじゃない。
あの頃、今俺が立っている位置にいたベーシストも、今も変わらず彼の背中を見ているドラマーも、あの頃のスーツで演奏することはない。
今ではもう実体を持たないギタリストも、晩年はスーツで演奏することはなかったと聞いている。
あのスタイルは、あのバンドのためだけのものだったのだ。
そんなことを考えると、俺は決まって複雑な気持ちになる。
今のこのバンドが、あのバンドの延長にあるものだったとしたら、俺はここでベースを弾いてはいないだろう。
違うからこそ、いいのだ。
それなのに、この気持ちはなんだろう。
このバンドは、どう頑張っても、あのバンドのようには「なれない」という、ある種の劣等感にも似た感情が、俺の頭をじわじわと浸食してくるのだ。
その根源が何なのかということは、実際のところ、わかっていた。
それは、汚い感情。
俺の、彼に対する憧憬と慕情。
そして、彼を愛し、彼に愛された、あのギタリストへの羨望と嫉妬。
それが、いつでも俺を苛んでは壊す。 「…チバさん」
ベッドの中、身体を起こして声をかけると、彼はいつものように気怠そうに返事をして振り返った。
歳を重ねても輝きを失わない瞳。俺を縛り付ける、その眼差し。
「俺、スーツ似合うと思います?」
試すつもりなどまったくなかった、といえば嘘になる。
ただ、彼の答えが欲しかった。
「ハルキにスーツ、ねぇ……」
彼は煙草を銜えたまま、小さく笑う。
「…似合わねぇよ、多分」
ハルキには似合わない、と自らその言葉を咀嚼するように呟く。
それは、柔らかで、しかし明らかな、拒絶。
彼は、俺の言わんとしていることを知っている。わかっている。
そうでしょう?
だから、そんな顔をしているんだ。
触れさせたくないものに触れられたときのような、不愉快そうな表情、隠しきれてないですよ。
「ハルキはさあ、やっぱり、つなぎがいいと思うね、おれは」
最近着てないけどさ、などという、紫煙とともに吐き出される言葉は、当たり障りのない俺への肯定的なもので、その気遣いともいえないような気遣いは嬉しいが、そんなものは求めていない。
あなたは優しいから、その優しさ故に、酷い人だ。
「じゃあ……」
「ん?」
「チバさんは、またスーツ着てやりたいですか?」
今度は、一瞬だったが、はっきりと顔をゆがめた。
昔のあなたなら、そんな表情を浮かべるが早いか、機嫌を損ねたんでしょうね。
何が言いたいんだ、と掴みかかることもできたかもしれない。
だけど、今のあなたはそんなこともしない。できない。
「なに、ハルキ、スーツでやりたいの」
「そういうわけじゃないですけど」
真顔で返すと、大きく息を吐いて、ソファに深くもたれた。
ぼんやりと天を仰ぐ、その横顔にすら、劣情を煽られる。
「……やりたくねぇな」
ぽつり、とこぼれたその言葉は、沈黙に揺らいで、消えた。
その瞬間に、彼の中の拭い去れない過去の大きさが、実感を伴って俺の胸を突き刺した。 恐らく、恐らく彼は、自分で墓穴をこしらえて、あのバンドを葬ったのだ。
未練も、後悔も、すべて放り込んで。
悲痛な表情を浮かべながら、土をかける彼の姿が脳裏に描かれる。
そこに立てられた、彼の胸に揺れるネックレスに似た十字架。そこに、かつての仕事着だったスーツがかけられ、揺れる。
その墓場に、俺は踏み込もうとしていた。そして、いつでもそれが許されることはなかった。
きっと、手を合わせることさえも、許されることはないだろう。
果たしてそこに、何があるのか。
俺は知っている。
自分の誕生日さえ忘れるような彼が、あのギタリストの命日を忘れないことを。
似合わない、質素な花束を持って、毎年欠かさずに会いに行っていることを。
彼の心は、今でもあの男のものなのだ。
どれだけ身体を重ねようと、どれだけ愛を囁こうと、決して手に入ることはない。
それに気づいた日から、俺は何度胸の中で呪詛の言葉を吐いただろう。
あなたはいつまでこの人の心を縛るのか。
いつまで、この人の心を独り占めするつもりなのか。 「…大切、なんですね」
「なにが?」
「あのバンドも、あの人も」
彼のらしくもない冷静さは、そこでようやく尻尾を出した。
露骨に嫌な顔をして、イラついた様子で煙草を灰皿に押し付ける。
「……ハルキ」
「わかってます」
そう、わかっている。
このバンドも、彼にとって間違いなく大切だってこと。
他人に、あのバンドと比べるようなことを言われたくないこと。
でも、事実でしょう?
暗い部屋の中で、俺の中に、彼の姿を重ねようとしていること。
そして、それに失敗し続けていること。
全部、全部。
「別にいいんです、わかってますから」
あなただって、わかっているんでしょう?
あなたはどんなに頑張っても、彼を忘れられない。
俺はどんなに頑張っても、彼のことを忘れさせられない。
でも、だから。
だから、せめて。
言葉だけでも。
「俺にも、言ってください」
愛してる、と言えなんてわがままは言わない。
せめて、好きだ、と。
それだけでいいから。
ざまあみろ、と笑われた気がした。
空気読まずに暗いの上げてごめんなさい、逝ってきます… 硬い指
ライブ終わりとかの移動の時、車で移動する時は大体みんな座る場所は何となく決まってる。
助手席にはキュウ。
これはミッシェルの頃から変わんない。
2列目にはケンジくんとガイチ。
んで、3列目に俺とハルキ。
別に俺は席にこだわりとか無いし、ハルキも多分ないんだと思う。
几帳面な奴だから先に来たら奥から座る。とか考えてんのかもしれない。
時々、前に座ってるし。
でも、どこに座ってても俺が隣になるとハルキは俺の手を握ってくる。
さすがに他の奴と話してる時とかは握ってこないけど、みんなそれぞれなんかやっててこっち見てない時は絶対、シートの上で俺の手を握ってる。
「握っていいっすか?」とか確認もないし、ケータイ弄ったり本読んだりしながらこっちも見ずに、両手使う時はもちろん手を離すけど、終わるとまた普通ににぎってくる。
まるで、そこが定位置みたいに。
別に握られる事が嫌とか気持ち悪いとかはない…
俺の手よりデカいなーとか、やっぱベース弾くから指先硬いなーとかは思うけど。
ただなんでそんな男らしい手の男が40過ぎた綺麗でも何でもないオッサンの手なんか握ってんのかなってのは気になる… スタジオでビールを飲みながら今日作った曲を聴く。別に真剣にチェックとかしてる訳じゃない。
キュウもケンジくんも帰ったし、何となく飲みながら聴いてたら帰るタイミングを失ったって感じだ。
んで、多分俺の隣でコーヒー飲みながらパン食ってるハルキもそんな感じだろーな。
俺が帰らないから帰りにくいのかなー。
電車で帰るのめんどくせーな。ハルキに送ってもらおっかな。
つーか、コイツこんなところでも手握るんだな…
まぁ、いつものことだしなぁ。
そんなことを酔の回った頭で考えながらハルキに送って貰おうと口を開いたら全然別の事が口から出た。
「なーなーなんでそーやって俺の手握ってんの?」
言った瞬間自分でも驚いた。
言うつもりのない事を喋ってしまう程酔ってたのか、それとも無意識に聞くほど気になってたのか…
でも、ハルキの驚きようは俺のそれ以上だった。 「ゴホッ ゲホッゲホッ」
食ってたパン盛大にむせながら、何でって顔でこっちを見てくる。
なんだよその顔。気にしてないとでも思ったか、男が男の手日常的に握ってんだぞ気になるに決まってんじゃんか。
そんなことを思いながらもむせてるハルキにビール…じゃなくて水を渡してやる。
「すいません…」
ようやく喋れる様になったハルキが小さく呟く…。
「大丈夫かよ」
「大丈夫ッス。でもなんで?」
「何でってなんだよ」
「なんで今さらそんな事聞くんすか?」
「いや、なんか聞きたくなって」
聞くつもりじゃなかった事は言わないでおく。そんな事を言ったら何にも言わなそーだし。
「覚えてんのかと思ってた…」
「はぁ?何をだよ」
「初めてアンタの手握った時の事ですよ」
あ?いつだ?
いつの間にか習慣的に握られてたから初めてなんて…
「アベさんの葬式の時っすよ」
「アベくんの?」
俺が覚えてない様子なのを悟ったのかハルキがポツポツと喋り始めた。 「アベさんの葬式の時つーか、葬式が終った
後ですよ」
「あんたの背中すっごく心細そうで薄っぺらく見えて、手でも握ってなきゃ糸の切れたタコみたいにどっか行っちゃうんじゃないかって。だから、聞いたんすよ。帰りに『手引いてきますけどいいですか?』って、あんたなんも言わなかったけど頷いたんすよ」
「全然覚えてねぇや」
「でしょうね、あんただけじゃなくってみんな放心状態って感じだったし俺だってあんたの事気にして手ひいてなきゃ同じだったと思うんで」
「じゃあなんで今も握ってんの?
まだ俺どっか飛んでいっちまいそう?」
「いや…今のチバさんは俺が手なんか握ってなくても飛んでいかないと思います…今はただ俺が握ってたいんす」
「なんでだよ?まさか俺の手掴んでないとお前が飛んでくの?」
「違いますよ!俺が手を握ってんのは…あんたのことが好きだからですよ…憧れでも勘違いでも何でもない、一人の男としてあんたのことが好きなんです」
「嘘だろ…そんな…俺男だぞ」
「男でもなんでもあんただから好きなんすよ。そもそも好きでもなかったら男の手なんかずっと握らないですよ」 なんだこいつ。
こんな恥ずかしい事ベラベラ喋るやつだったか?
「チバさん顔赤いっすよ」
「うるせー。酒飲んでるからだよ!」
「じゃあ、少しは俺の事好きっすか?」
「はぁ?」
「はぐらかさないでちゃんと答えてください。」
なんだよコイツ。もともと負けん気の強い奴だけど、なんで今日に限ってこんなに強気なんだよ。
てか、また手握ってるし
「…嫌いじゃねーよ。つーか、手握られてんのも嫌じゃない位にはお前の事好きだよ。でも、それが男としてなのかなんてわかんねー」
「そうすか。良かった。チバさんが俺の事嫌いじゃなくて」
俺の訳わかんない答えにハルキは怒らないで、むしろ嬉しそうで…。
なんだこいつ訳わかんねーな。
「じゃあ、帰りましょうか。送りますよ」
「いーの?」
「いいっすよ。てか、そんな顔赤くしてる人電車に乗せらんないでしょ。可愛すぎて」
「何言ってんだよ。バーカ」
「バカでいいです。だから一緒に帰りましょ」 そーゆうとハルキは駐車場に歩き出した。
途中、ほかの部屋にいたスタッフに挨拶するときは離したけど俺を助手席に乗せる時までずっと手を握ってた。
「なに?歩く時も握んの?」
「だって流石に運転してる時に手は握れないでしょ。その分握っとかないと」
「なんだそれ」
「まぁ、いいじゃないっすか。行きますよ」
運転してる時は手握れないって言ってるわりに信号待ちになると手握ってくるじゃねーかよ。こんなにベタベタする奴だったか?
んな事思いつつ運転席に近いところに手置いてる俺もなんなんだって感じだけどな。
でも、ホントに男に手握られてもやじゃないとかもしかしたらホントにコイツの事好きなのかもな…。
「つきましたよ」
色々、ぐちゃぐちゃ考えてたら俺んちに着いてたらしくて、ハルキは運転席から出て助手席のドア開けて当然みたいな感じで手を差し出してた。…んだよ、俺は女じゃねーぞ。
手つないで俺の家の前まで歩く。
マジで誰も通らなくてラッキー。
「じゃあまた明日。飲みすぎないで早く寝てくださいね。」
「えっ寄ってかねーの?」
「いや、今日はやめときます。なんかこれ以上一緒に居たら色々しちゃいそうなんで。」
「色々ってなんだよ」
「色々っすよ。じゃあまた」
ハルキはニヤッと笑いながらそう言って帰っていった。
「アイツ、絶対に今日で頭おかしくなったな」
ブツブツ言いながらもハルキに握られてた手が熱くて仕方なかった。 すっとこアホ可愛い
ハルキ大人だなぁ、なんか良いわぁ…
乙! 「うおっチバじゃん」
行きつけの居酒屋の扉を開けると奥の座敷に後の祭り状態の散らかった広いテーブル
そこには突っ伏し、友達にほっぽってかれたのであろうチバが置かれていた。
触らぬ神に祟りなし、今日は違う店で飲むか。
「…こーじくん、みんなはぁ?」
「いや、俺に聞かれてもねぇ、帰ったんじゃないの?」
タイミング悪くむくりと起き上がるチバ、ピンポイントで話しかけて来たチバ
こりゃ面倒くさい事になるぞと、経験で分かる俺は右手をヒラヒラ降って「帰りますよー」ジェスチャーを取る。
「コウジくん、飲もうよ、そんな気分なんだわ」
「いやー俺もう飲んだから帰るんよ」
「嘘つき、さっき来たの知ってる、俺見てうおーて言ってたじゃんか」
派手に散らかしてる割には普段通り喋るチバに少し吃驚した。
珍しいモン見たな、という感じと少しくらいならいいかなという軽い気持ちで奥の座敷に上がった。 ゆっくりとグラスを鳴らして小一時間
昔みたいに裸で馬鹿騒ぎしたり、テーブルの端から端までスライディング、店を破壊
等はしなく、大人な雰囲気が流れる。
いや、あの時もいい大人だったんだけどね。
チバは横で最近見つけたレコードの話とか、スタジオの近くの猫は俺が育ててんだとか、骨折したとかしないとか、サッカーとかの話をしている
俺も普通に返事をして、グレープフルーツサワーをお代わりした。
チバはレッドアイも、と短く言うと急に俺の肩に頭をポンと置いてきた。
「これで最後にしときな、チバ明日は?スタジオ?仕事あんの?」
「なあんもない、飲む」
「俺が来る前に結構派手にやってたんだろ?俺帰るからな」
「コウジくん」
目の前に置かれる二人分のアルコール、肩から胸元に額をくっ付けられて身動きの出来ない俺に刺さる言葉。
「俺はさ、コウジくんがさ今でも好きだから…だから置いてかないでくれよ」 から聞けばヤベェ奴だけど、勝手知っての居酒屋に長い付き合いの俺、他の客はまぁ見えるがこっちを気にしてる様子はない
10年?15年?もう少し前に聞いた、その言葉。
俺はあの時、何て言った?
覚えてる、覚えてるけど思い出したくない、胸元で鼻をすする音、もう聞きたくない
黒くてノッポのアイツに押し付けちまった感情てやつを、アイツは受け入れた感情を、もう排水溝をぐるぐる回してるだけの感情を俺は、
「…もう置いてかねぇよ」
「顔上げろ、俺の高い革ジャンでいいなら鼻拭え、もう本当にほっとけない奴だよチバは、あー学生からそうだよお前は」
胸元から引き離し、革ジャンの袖を眼前に出すと本当に鼻を付けやがった
指で目尻を拭って、頭をぐわんぐわん回してやる
チバはいたいいたいいいながら、少し笑った。
「俺はもう置いてかねぇよ、チバが向いた方向に向いてやる…要領いい俺でもやっぱ…遅れちゃうんだなぁ」
「コウジくんて、しっぱいしたパーマかけてたよね、いんもーみたいの」
「うっさいわ!」
ゲラゲラ笑って
お前も俺もこうしてマジマジ見ると歳を取ったよ その後は特に喋らずで、同じペースでさっき頼んだ酒を時間をかけて飲んで
チバは俺が畳に置いた左手に申し訳ないくらいに手を置いて、ご機嫌そうに鼻歌なんか歌って、バラードの優しい鼻歌
俺帰るわって席を立ったから、俺も立って、勘定して、店の扉を開ける
朝日が眩しくて危なっかしい細い腕を細い腕で取って肩を並べて帰路へ
「…コウジくん、今日仕事ねぇの?」
「なんにもないんだよね、置いてかないで持ち帰っていい?」
バーカ知らねーていいながら地面を蹴るチバの腕を取りながら俺はタクシーを拾った
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真夜中のテンションで書き逃げすみません 右スレにあったan×2読んだよー
「大人の男」っていう特集だったのでスットコさんには荷が重いのではと危惧してたけど
スットコさん曰く
(ライブの打ち上げで昔の友人達のケンカが始まって)そこにオレが割って入って
「まぁまぁまぁ」って、止めたからね。なんと大人になったものかと(笑)。
「大人の男」これでいいのか 音人で「歌姫には手を出さない」ってフジケンが言ってましたが姫じゃなきゃ手た出していいのかって思いました。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています